多くの医療機関が休む年末年始に気をつけるべきこと。新型コロナ以外にこちらも大切。
世田谷区議会議員、桃野芳文です。
この年末年始は例年とは随分景色が異なります。今日は12月30日。例年であれば、年内の仕事を終え新年を迎える準備に忙しい季節ですし、年末年始は帰省・旅行に出るという方で交通機関も混み合うのですが、今年は東京駅も羽田空港も閑散としているようです。
羽田空港は閑散 年末の帰省客など大幅に減少 #nhk_news https://t.co/Y90mYoE1Ji
— NHKニュース (@nhk_news) December 30, 2020
今年の年末年始は例年に増して自宅で過ごす方が多いと思います。手洗い、マスクなど日々の生活の中で新型コロナに気をつけるのはもちろんですが、例年と同様に自宅で過ごす際に気をつけるべき点は忘れないようにしたいものです。
こちらは今朝(12/30)の朝日新聞の記事。
【安全に、お正月を過ごそう 119番増える冬、お餅・入浴ご注意 コロナで病院逼迫、急患受け入れに不安】
以下、記事から抜粋要約。
・総務省消防庁によると、2019年は救命救急センター以外も含め、1月に救急搬送された人は約58万人。月別では最多で、熱中症患者が増える8月より2万人以上多い。
・今年は多くの施設がコロナの重症者も受け入れており、平時なら搬送依頼を断らない医療機関でも、救急患者を受け入れられない例がある。
・多くの医療機関が休む年末年始には救急部門に患者が集中し、救急現場がさらに逼迫するとみられる。救急要請の急増によって、119番通報しても救急車がすぐに来ない恐れもある。
・リスクの一つが、餅でのどを詰まらせる事故。過去5年間に餅などによる窒息事故で計463人が救急搬送されたが、1月は177人と4割近くを占める。全体の約9割は65歳以上。
・入浴中の事故にも注意。都監察医務院によると、1月は入浴中に亡くなる人が最も多く、2019年は東京23区で301人。特に高齢者らのリスクが高いとされる。
感染症の流行で医療機関に負荷がかかっている状況ですから急患の受け入れがスムースにいかない可能性もあります。他の要因も含めて一人一人が医療機関のお世話になる事態とならないよう気をつけましょう。年末年始は、以下の点にも十分ご注意ください。
・餅は食べやすい(飲み込みやすい)大きさに。特に高齢の方は小さく切って。
・入浴時は脱衣室や浴室の温度を上げ、湯温をぬるめに。
youtube「東京消防庁公式チャンネル」では、窒息に対する応急手当(喉に餅が詰まった際など)を動画でご覧いただけます。
コメントを残す