選挙は難しい。もちろん各陣営が必勝を期して活動するのですが、それが皮肉な結果につながってしまうという一例です。
世田谷区議会議員、桃野よしふみです。
東京都議会議員選挙から一夜。
結果は、自民党の歴史的大敗。小池都知事率いる都民ファーストの会の大躍進となりました。小池都知事就任後、次々と明らかになってきた都議会の問題点(情報公開、政務活動費、多数の運転手付き公用車、海外視察など)に都民が関心を寄せ、長年、それを良しとしてきた都議会自民党にノーを突きつけたということでしょう。首都決戦ということで、国政で噴出したスキャンダル(森友、加計、議員のパワハラなど)も結果に大きな影響を与えたと思います。
桃野は昨晩、遅くまでテレビで開票結果を見守っておりました。「祭りの後」のような心持ちでちょっとボーッとしている感じが否めませんが、今朝から通常業務(選挙期間中は特別態勢でしたので)に復帰しております。
さて、ブログ等でもご報告してきましたが、桃野は地元世田谷では、後藤雄一候補を、そして北区まで出張して音喜多駿候補を支援しておりました。
結果は、音喜多候補は圧倒的勝利。定数3の選挙区で「都議会自民党の幹事長」という大物を落選に追い込む結果となりました。
以下は北区選挙管理委員会発表。
桃野も音喜多候補と万歳。
一方、地元世田谷では、後藤雄一候補、当選なりませんでした。「桃野が支援しているから」と投票していただいた皆さんには心より感謝いたします。又、力及ばず申し訳ありません。
以下は世田谷区選挙管理委員会発表。赤線は桃野が加えました。
自民党は選挙前57議席から23議席へと大きく議席を減らす中、世田谷選挙区では自民党の現職3名が議席を維持しました。
社民党は全選挙区の中で世田谷のみ唯一候補者を擁立。生活者ネットワークは全選挙区のうち4選挙区で4人の候補のみ擁立していました。その「生活者ネットワーク」が次点、「社民党」が次次点の結果に。生活者ネットワークと社民党は、政治的スタンスが近い中で、社民党が全精力を世田谷選挙区に投入して活動したその「頑張り」が結果、支持層の奪い合いとなり、自民党を利することに繋がったと言えるかもしれません。各候補、各陣営、もちろん自分たちの必勝を期して活動をするわけですが、それが皮肉な結果につながってしまうこともあるという一例です。
後藤さんは、通算3期目の挑戦と実績もあった候補者でしたが、立候補を決断されたタイミングが公示直前となり、またスタッフも少数の戦いであった中、訴えの内容を有権者の皆さんに伝えきることができなかったというのが印象です。
とにかく民意は示され、都民ファーストの会が都議会内で圧倒的な力を得ました。次は掲げた公約がどのように実現されていくのか。もう、できない理由を「抵抗勢力」をあげて言い訳にすることはできません。スピード感を持って公約が実行に移されることに注目していきたいと思います。
令和4年元旦。明けましておめでとうございます。本年も区政を厳しくチェックするとともに、建設的な議論をリードして参ります。本年もご期待くださいませ。 手話言語条例を可決。世田谷区議会ではようやく。手話を使う方々にとっても暮らしやすい世田谷区となるよう。取り組みを進めます。 世田谷区立中学校で「不適切な指導」。3人の教師が指導を聞かなかった男子生徒の体を押さえつけるなどし、足や指に全治2週間のけが。 世田谷区史編纂問題。何と区長は東京都労働委員会の和解案を蹴ったよう。 シン・世田谷区議会。桃野はこれまでと同じく「行政改革で財源を生み出し、福祉財源へ」の思いを同じくする同志とともに、会派を組み行動して参ります。
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