公務員の人件費削減について
一部、ブログでご紹介しておりますが、1日半を費やして、大阪に出張していました。
目的は箕面市の「社会的雇用」について学ぶため、そして大阪府の「財政再建」への取り組みを学ぶためです。
本日は、大阪府が取り組んだ「財政再建」についてブログ更新です。
大阪府の財政再建策。
その策の中で、私が特に興味を持ったのは以下の2つです。
1)公務員の人件費の削減
財政再建については、櫂より始めよ。
役所の職員、自ら痛みを伴う政策です。
府民にも行政サービスの削減をお願いする。そして役所の職員も、給与の削減を受け入れる。
平成20年からの3年間については、年間350億円の人件費削減。
平成23年からの3年間については、年間270億円の人件費削減が行われます。
当然、組合はじめ、役所側からは大きな反発がおきた政策です。
組合とのタフな交渉あり、世論のバックアップありで、大阪府の財政再建への動きが実現しました。
知事は、多くの困難、抵抗を排して、よく実現したと思います。
府民のお金を大切に使わなければいけないという意思、強いリーダーシップ、府民や府職員の理解や協力があっての実現ではないでしょうか。
2)府議会議員の定数削減
議員も無傷でいられるわけありません。
自ら身を切るのは当然です。
大阪府は、大幅な議員定数削減にも取り組みました。
次回選挙は、議員定数2割削減を決めた条例のもとで行われます。
以前より、狭き門の選挙になり、より厳しく選ばれた議員が誕生します。
世田谷区だって、年々基金を取り崩す厳しい財政状況。
すなわち、大切な区民の財産が、どう使われるのか、適性に執行されているのか。
より厳しい目を向ける時期なのです。
公務員の人件費費削案や議員定数削減など、大阪府の取り組みは、我々の先行事例と考えてよいのではないでしょうか。


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