世田谷区、「不適切な公金の支出」を認め、区幹部職員がそのお金を弁済。とんでもない話になってます。
世田谷区議会議員、桃野よしふみです。
議会で調査・追及中の「世田谷区長並びに区幹部職員の憲法違反問題」で動きがありました。
桃野が「区民のお金を取り戻す!」と住民監査請求を提起していた件ですが、区は、その結果を待つことなく、自ら不適切行為を認め、出費した公金を自主返納です。
その金額は36万5千円。
理由は、憲法で定める政教分離原則に違反し、公金を支出したから。
(区長は、この支出を不適切だということは認めるも、憲法違反とは認めていません。それこそ意味不明)
これまでブログでも報告していましたが、憲法には明確に「政教分離の原則」が規定されています。日本国憲法20条、並びに89条。
興味のある方は是非ネットで検索して読んでみてください。
この政教分離原則の規定には「個人の宗教の自由の保障」という普遍的な価値の追求とともに、かつて軍国主義の精神的支柱になった「国家神道体制の否定」という2つの意義が存在していると解されています。
護憲派を名乗る現世田谷区長も、かつて社民党の国会議員だった際、【「大東亜戦争」と靖国神社に関する質問主意書】を作成して、“小泉総理の靖国神社参拝は、憲法の定める「政教分離」に反しないのか”と質問し、批判をしています。
ところが、桃野が議会で明らかにしてきたのは。。。
・区の幹部職員が長年、神社の例大祭に参列し、玉串を捧げていた
・そして、なんとそれを公金を支出して行っていた
・世田谷区長も公用車に乗って、例大祭に行き、玉串を捧げていた
という事実。
区の幹部が、公金を支出して玉串を捧げ、祭祀に参加する行為は明らかに憲法で定める政教分離原則に反するものです。
(愛媛県靖国神社玉串訴訟での、最高裁での判例もあります)
しかも、区長のやってることは支離滅裂で節操がない。
かつて自分が国会で批判してきたその同じことを、区長の座を射止めた途端、豹変。
自分の選挙前になると、顔を売ろうと、その批判していたことを平気でやる。
桃野が議会で本件を明らかにし、追求するまで、公金による「玉串奉てん」が長年行われてきたのです。
今回、区が追及に観念し、自ら公金(区民のお金)を弁済したことについては良かった。
しかし、なぜこんなことが今まで行われてきたのか、その構造も明らかにしていかなければなりません。
そして、区幹部職員が弁済した金額についても、桃野が「政教分離に反する支出」と主張している金額の一部に過ぎません。
引き続き、真相解明と区民のお金を取り戻す戦いを続けてまいります。
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