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2013-12-11

世田谷区の待機児童数は、全国ワーストワン。そして来年4月時点では定員増は500にも満たない事が明らかに

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世田谷区の待機児童数は、全国ワーストワン。
今年4月時点の待機児童数は884人にものぼります。
兼ねてより、世田谷区長は「来年4月には認可保育園の新規開設などで定員1,500人増」と明言していましたが、来年4月時点では定員増は500にも満たない事が明らかになりました。
いくらなんでもブレが大きすぎる。
区長は本当に実現の見込みがあって発表したのか。
そして、うまくいかないことがわかったのであれば、もっと早くに手を打てなかったのか。
出産や子育を機に仕事を中断し、復帰を心待ちにしている区民の方の心中は察して余りあります。
現在、少しでも整備の遅れを挽回しようと、区が取り組んでいる施策の一つが「仮設園舎」の建設です。
来年4月に開所できない3施設の代わりに、近辺にプレハブの仮園舎を建て、入園申し込みを受け付けます。
ちなみに、本来、該当3園では0〜3歳児、336人の定員を見込んでいましたが、仮設園舎での定員は1〜3歳児のみの181人。
定員は大幅減少します(0歳児は受け入れ無し)。
仮設園舎の設置場所は、区立喜多見小学校の敷地内、区立池尻小学校の敷地内、都が管理する野川河川敷の3カ所。
予算は、建物の建設リース費用として1億2,020万円が計上されています。
これからも引き続き、行政と区議会は両輪となって、待機児童を少しでも減らし、働きたい女性が働ける環境を整備して行かなければなりません。
今回の件から見えることを2点、行政側にも既に申し入れております。

この仮設園舎は、本来の施設が完成時には取り壊されてしまいます。
せっかく整備したのだから、子ども達が本来の施設へ転園した後、引き続き新たに待機児童を受け入れることはできないのか。
「数ヶ月でも、1年だけでも預けられば助かる助かる」という人はいるはず。

今回、2つの仮施設は、区立学校敷地内での開園となっています。
「場所がない」というのが保育園が増えない大きな理由の一つになっているのだから、今後は学校敷地内での開設というのも明確に整備方針に掲げるべき。
①についても②についても、行政側からは消極的なコメントしか出ませんでしたが、今までと同じようなことをやっていては待機児童ワースト1からは脱却できません。
できることは何でもやる!(もちろん”保育の質”は前提ですが)という気概で取り組まねばなりません。

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