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世田谷区の桃太郎 桃野芳文Webサイトです
2016-01-28

疑惑の目を向ける国民に対する、最初のメッセージが「記憶にない」なんていうのは下の下。先ずそこから間違ってる。

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世田谷区議会議員、桃野よしふみです。

「政治とカネ」の問題を追及されていた甘利明経済再生担当大臣。

本日の記者会見で「大臣の職を辞する」旨、表明しました。


後任は間髪を容れず、石原伸晃元環境大臣に決まったようです。
桃野は、(生中継を視聴できなかったので)会見の全てを観た訳ではありませんが、ニュースをみると、甘利大臣は自身の現金の授受を認めながらも、大臣辞任の理由を

・今回の報道により、国会運営に支障を生じかねない事態になった。


・たとえ私自身はまったく関わっていなかった、知らなかったとしても、何ら国民に恥じることをしていなくても、秘書に責任転嫁することはできない。


・国会議員としての秘書の監督責任、閣僚としての責務、および政治家としての矜持(きょうじ)に鑑み、閣僚の職を辞することを決断した。

等としてるようです。

大臣の職を辞したとしても、まだまだ国会では野党の追及は続くでしょう。
そして、ここまで世間を揺るがしている問題ですから、警察や検察がこのまま放っておくとも思えません。
国民感情としても、この記者会見で幕引きというわけにはいかないと思います。
(大臣自身にやましい点はないのかい?)
週刊誌報道と突き合わせると、様々質問を投げかけたい(突っ込みたい!)会見ではあったと思いますが、そもそも、なぜ記者会見をするまでにここまで時間がかかるのか、というのが、先ず一番の正直な感想。
はっきりいって、疑惑の報道から一週間も調査が必要と思われる内容は会見では何一つ語られなかったような。。。
当初甘利大臣は、現金の授受について「記憶に無い」と言ってましたが、今回の会見では現金を受け取り「秘書に適切に処理するよう指示した」と言っています。
こんな簡単な事を、忘れてたの?思い出すのに1週間かかったの?
「カネを受け取ったのか受け取っていないのか」
事の詳細は調査後の発表に譲るとしても、この大切なポイントはすぐに明らかにし、その時点で法もしくは倫理に背くと自ら思える点についてはなるべく早く謝罪するべきでしょう。

疑惑の目を向ける国民に対する、最初のメッセージが「記憶にない」なんていうのは下の下。
(仮に否定すべき事柄であれば、堂々と否定しなければならない。企業の不祥事発覚における会見なども基本は同じ)
今日の会見をみる限り、甘利大臣は一週間かけて”自身の身を最大限守る為のストーリーを考えていた”と思われても致し方ないのではないでしょうか。

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