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世田谷区の桃太郎 桃野芳文Webサイトです
2015-11-02

「たまがわ街づくりデザイン会議」に参加。地域の皆さんの声、是非あらゆる機会で、お聞かせ頂きたいと思います

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この週末は、お声がけ頂き「*たまがわ*街づくりデザイン会議」に参加しておりました。
会の主催は「NPO法人たまがわにエコタウンをつくる会(略称:ecotama)」。
後援は世田谷区です。
ecotamaは、二子玉川地域の環境保全、緑化活動に加えコミュニティの再生をめざして活動するNPO法人。「主な活動テーマは緑の保全と再生、街づくり。この街に暮らす人、働く人が二子玉川の自然や人々と触れ合うことで癒やされ、元気になれる街にしたいと思っています」(会報より)とのこと。
活動されている方の多く(ほぼ全員?)がこの地域にお住まいの方で、これまで植栽活動、環境保護の勉強会、玉川高校跡地利用を考えてのワークショップなど精力的に活動されてきました。
※会員は随時募集中とのことですので、ご興味おありの方は会のHPよりアクセスしてみて下さい。
二子玉川。
多摩川や国分寺崖線など、自然豊かなこの地は、かつて都心に住む富裕層の別荘地でした。
多摩川沿いには鮎を名物とした料亭が軒を連ね、川面は屋形船で賑わっていたと言います。
しかし、そんな風景も今は昔。
今は、玉川高島屋、二子玉川ライズなど大型の商業施設を中心として、区内外から多くの人々が集まる繁華街となりました。
駅前再開発で、近年特に大きな変貌を遂げつつある二子玉川地域。
その中で「二子玉川地域をこのような街にしたい!」と主体的に考え、行動する一環として、今回のイベントは開催されました。
【メインイベントのパネルディスカッション、パネリストの皆さんとそのお話(ごく一部ですが)】
■野沢正光さん(建築家、野沢正光建築工房代表、武蔵野美術大学客員教授)
日本の人口は今後増えない。建物も増やさなくても良い。
ストックを豊かに活用する時代。日本の大工さんの高い技術にも注目。
■土肥真人さん(コミュニティデザイナー、東京工業大学社会理工学研究科准教授)
北海道千歳市駒里地区のグリーンツーリズムに関する研究より。
「モノ・コト」は「自然資源」と「人々の営み」、そしてその両者が織りなす風景。
■竹内昌義さん(建築家、株式会社みかんぐみ共同代表、東北芸術工科大学教授)
公民連携。ニューヨーク「マディソン・スクエアパーク」の例。
公園内のハンバーガー店の売上が公園管理の原資になっている。
■清野隆(まちづくり研究者、江戸川大学講師、ecotama運営委員)
「図書館の新しいスガタ」の提案。立教大学生、二子玉川地域の皆さんによるワークショップ。
地域の声を一つの形にして発表。
今回パネリルストを務められた皆様からは、いずれも示唆に富むお話を聞かせて頂きました。
主なテーマは公民連携、リノベーション、コミュニティデザインなど。
そして、
まちづくりの主役はあくまでそこに暮らす人々。
議員は、人々から選挙で選ばれる代表であり、その声を代弁する存在。
行政(役所)はそれを実現するservant(公僕)。

こんなお話も出てきました。
二子玉川のみならず、世田谷区全体でみても「開発が進んでいる(進行形)」と言って良いでしょう。
そのような状況の中で、
街並みの中で、建物の高さはどれくらいが妥当なのか。
緑はどの程度、どのように保全するのか。
重視する交通機能は(自家用車、公共交通機関、自転車、徒歩)
などなど。
次代にバトンタッチしていくべき街について考えるのは、その地域の人達でしかあり得ません。
地域の皆さんの声、是非あらゆる機会で、お聞かせ頂きたいと思います。

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