前々から怪しいとは思っていましたが、世田谷区長は「(自称)護憲派」の看板は下ろしたほうがいい。
世田谷区議会議員 桃野よしふみです。
世田谷区議会では、決算特別委員会の質疑が始まりました。
小池新都知事のデビュー戦ということで都議会に大きな注目が集まる中ですが、世田谷区議会でも地域の身近な課題、問題を議論しています。是非ご注目ください!
さて、本日は初日の「総括質疑」
桃野は、会派を代表して質問を行いました。
テーマは大きく三つ。
先ずはこれまでも議会で取り上げてきた「世田谷区長並びに区幹部職員の玉串奉奠(たまぐしほうてん)問題」。みなさんの税金を使って、区長や区幹部職員が宗教行為を行うのは「政教分離に反する」という問題をブログでご報告です。(区長は玉串料は私費、ただし公用車使用など税金を使って職務の一環で行っていることに変わりはない)
桃野は、6月の一般質問以来、議会で取り上げてきました。
区の幹部職員がこれまで長きにわたって区内の祭礼において、公金を支出して玉串奉奠をしている。これは我が国の憲法で定める政教分離原則に反する行為ではないか。
桃野が議会で取り上げた際、区長は「状況を十分確認した上で、憲法上問題のある行為かどうかきちんと検討し、適切に判断してまいりたいと思っております。」と答弁しています。
その後、区は支出に関する文書が残っている5年間をさかのぼって調査したところ、公費を支出して玉串奉奠等を行った事例が48件、公費の支出は365,000円だったと議会に報告し、その支出されたお金については、関係職員が自主的に全額を区に自主返納する、という動きもありました。
また、両副区長が庁内に、「今後は職員が公費を支出して参加する場合は、宗教的色彩のある式典には参加しない」という内容の依命通達を出しています。
今日は、区長に「憲法違反だと認め、真摯に反省して、区幹部職員の自主返納ということになったのか?」と質問しましたが、どうやらそうではないとの答弁。
「憲法違反では無いけど、議会で指摘されたから返した」みたいなこと言ってましたよ・・・
普通、役所っていうのはそんな曖昧なことしません!
一旦公金として支出したお金を職員が弁済したということですから、大問題。
・問題あるからお金を返した。
・その問題というのは、何か?
・それは憲法も含めて重大な法令違反があったから
これまでの流れから、そうとしか思えない。
なのに、あくまでも「誰も悪いことはしていません」みたいな感じで乗り切ろうとするんですよね。
世田谷区長、全く反省も誠意もありません。
区の幹部職員が公金で玉串奉奠をすることや、区長が職務の一環で玉串奉奠をすることについて区長の理屈はこうです。
「憲法で定める政教分離には背いていない、玉串奉奠は一連の流れでやっちゃったけど、本来の目的は懇親会だから」
だそう。
前々から怪しいとは思っていましたが、世田谷区長は「(自称)護憲派」の看板は下ろしたほうがいい。護憲派が聞いてあきれる。
質問の様子は全編動画でご覧いただけます。
世田谷区議会のサイトをご覧ください。
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