区長室で、熱烈に自分の著書を宣伝する動画を撮影しネットで流すってどうなの?→区長は、いつものダンマリ
世田谷区議会議員、桃野よしふみです。
今日のブログも決算委員会「総括質疑」から。
桃野がメインで取り上げたのは、昨日のブログで取り上げました、世田谷区長が憲法で定められている「政教分離」をないがしろにしているという話。
現世田谷区長、かつては社民党の国会議員だったのですが、その当時は「権力側の横暴を厳しく追及する」かのような立場を取っていました。
そんな、世田谷区長ですが、人には厳しく自分には甘いんですよね。
今回の政教分離問題しかり。
かつては「小泉総理の靖国参拝は憲法違反ではないか!」と批判していた人が、自分が区長の座を得た途端、区の幹部職員と共に堂々と神社の祭礼に、職務の一環として参加し、玉串奉奠という宗教的な儀式まで行っているんですから。
どういう政治的信条で生きている人なのか、桃野には全くわかりません。。。
さて、そんな区長の人間性をうかがわせる別の出来事を総括質疑の最後、あまり時間をかけずに指摘しました。
公私混同はやめてもらいたいということ。
区長の私的な政治団体のウェブサイトということでしょうか。
区長選挙時に、彼が使っていたキャッチフレーズ「せたがやYES」という言葉でネット検索すると、こんなサイトに行き当たります。
「せたがやYES 保坂のぶと 世田谷区長」
そのトップページには、区長が書いた著書の宣伝がドーンと出てきて、その下には動画が貼ってあります。
この動画で、区長は、自分の著書を熱烈に宣伝し、動画の最後は「ぜひ、えー、全国の書店、あるいはネット等で入手して、ぜひ読んで感想をお願いしたいと思います」と、一段と力を入れて本を売り込んでいます。
まさに自分の本の営業活動ですね。
別に、私的なサイトですから、そこで自分の著書を宣伝することについては、何の違和感もありません。
ところが、この動画、撮影された場所を見ると、これ世田谷区役所の区長室なんですよね。
区長が役所の区長室で、熱烈に自分の著書を宣伝する動画を撮影してネットで流すってどうなんでしょうかね!?
庁舎を含む行政財産(区民の財産ということ)の使用には厳密なルールがあるわけですし、桃野はこのような行為は公私混同だと思いますよ。
ということで、総括質疑の最後に区長に指摘し、考えをただしたのに、またいつもの「ダンマリ」。
総務部長に「問題ない」旨の答弁を繰り返させるばかりで、自分では一言も言葉を発しない始末ですよ。
問題ないって言い切れるなら、自分で答えればいいのに。
世田谷区長。またもや不誠実な態度。残念。
質問の様子は全編動画でご覧いただけます。
世田谷区議会のサイトをご覧ください。
(桃野質問部分です)
コメントを残す