2011-09-15
ちょっとした不注意がおおごとに。
今週の月曜日、杉並区の清掃工場が停止しました。
原因は排ガス中の水銀濃度が自己管理値(0.05mg/㎥)を超えたため。
今回検出されたのは、0.201mg/㎥と自己管理値の約4倍。
10日ほど焼却炉を停止し、清掃などの作業を行ったうえで再稼働されます。
世田谷区の清掃工場の例から推測すると費用は約50万円。
稼働停止中は、別の清掃工場にゴミを運ぶなどの対応策が必要です。
別途のコストアップ要因が発生したり、ゴミの収集時間が遅くなるといった不便も起こるかもしれません。
実は、この問題、23区各地で起きている問題です。
昨年の6月から、足立、板橋、世田谷、目黒で同様の問題が起きました。
医療機器など、水銀の入った製品は、本来、産業廃棄物としての処理が義務付けられ、上記清掃工場では処理されるものではありません。
これまで、排出源は、特定されてはおりませんが、区民の皆様には、家庭から排出するゴミに十分目配りをして頂きたいと思います。
・体温計、血圧計・・・不燃ごみ
・蛍光灯・・・不燃ごみ
・ボタン型電池・・・電気店などの回収ボックスへ
世田谷区では、水銀式の体温計や血圧計の回収を、世田谷、北沢、砧、玉川、烏山総合支所で実施しております。
各総合支所には回収ボックスが設置されておりますので、ご利用ください。
又、区役所の清掃リサイクル部事業課、世田谷清掃事務所、玉川清掃事務所、砧清掃事務所、エコプラザ用賀、リサイクル千歳台の窓口にお持ちいただいても回収されます。
1人の不注意が大きなトラブルにつながる可能性もあります。
十分注意しましょう。
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