都内で子どもが犠牲になる交通事故が相次いでいます。子ども達を守るために大人ができること
新聞やテレビでも報道されましたのでご存知の方も多いと思います。
先月、世田谷区立小学校の通学路で悲しい事故が起きてしまいました。
軽貨物車が、下校途中の児童に衝突し、その命を奪ってしまったのです。
事故原因はドライバーの前方不注意とされています(10/28時点)
この事故だけでなく、都内で子どもが犠牲になる交通事故が相次いでいます。
(以下世田谷区のHPより参照)
■3月・品川区・小学4年生が死亡
普通貨物車が、裏通りの一方通行を進行中、信号機のない交差点で、右方から進行してきた自転車(小学生)と衝突。
■6月・江東区・小学2年生が死亡
大型貨物車が、信号機のある交差点を右折する際、左方から横断歩道を横断してきた歩行者(小学生)と衝突。
■6月・大田区・小学2年生が死亡
大型貨物車が、信号機のある交差点を左折する際、左方から横断歩道を横断してきた歩行者(小学生)と衝突。
■9月・福生市・中学2年生が死亡
自転車(中学生)が歩道を走行中、何らかの理由により車道に進出し、中型貨物車と衝突。
■9月・世田谷区・小学3年生が死亡
軽貨物車が走行中、前方注視を怠ったため(捜査中)、歩行者(小学生)に衝突。
■10月・八王子市 ・幼稚園児が死亡
普通乗用車が、信号機のある交差点を左折する際、横断歩道を左方から青信号で横断中の歩行者(幼稚園児)と衝突。
■10月・多摩市・小学1年生が重傷
普通乗用車が信号機のない交差点を直進する際、横断歩道を右方から横断中の歩行者(小学生)と衝突。
■10月・練馬区・小学1年生が重傷
マイクロバスが信号機のない交差点を直進する際、横断歩道を左方から横断中の歩行者(小学生)と衝突。
信号無視や飛び出しの厳禁など、子ども達に交通ルールを守らせることは大切です。
しかし、交通法規を守っていても、交通事故にあうリスクをゼロにできるわけではありません。
・車の左折時など、小さな子どもは特にドライバーからの死角になりやすいこと。
・トラックなどの大型車の後方は停車中であっても危険であること。
・雨の日は特に、ドライバーの視界は狭くなること。
などなど。
道路上に潜む危険性について、大人が子どもに普段から伝えておく事も大切なことではないでしょうか。
子どもの生活圏は大人に比べて狭いので、子どもが犠牲になる事故は通学路や遊び場周辺、歩き慣れた限られた範囲で発生する傾向があります。
普段の生活の中で、事故が起きやすそうな場所を通る際などに、親子間などで注意点を確認をしておく事も有効だと思います。
事故でケガをされた児童の回復、そして事故で亡くなられた児童・生徒のご冥福を心よりお祈りいたします。
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