2011-08-30
ダイオキシン類、敷地外には出ていないようです。
本日の午前中は、世田谷清掃工場に行っていました。
世田谷通りと環八通りの交差点から南西方向。
砧公園の北側です。
青空のような絵柄が描かれた大きな煙突を見かけたことのある方も多いのではないでしょうか。
この世田谷清掃工場。
実は、現在稼働停止中です。
理由は、5月20日と5月31日にサンプリングした炉室の大気の測定において、高い濃度のダイオキシン類が検出されたから。
この濃度は、「第3管理区域」に指定されるレベルで、この環境で作業をするには保護具に加えて、酸素ボンベを背負っての作業が必要になります。
【こんな服装です】
↓
ダイオキシン類が炉室で高い値を示した原因は、ガス化炉下部からのガス漏洩。
そのような内容が、既に発表されています。
そして、本日、改善状況を視察するために、世田谷清掃工場を訪問しました。
説明によると、現在、以下の対策が行われています。
1)該当箇所の材質変更、耐久性、シール性の向上
2)吸気用集じん機の増設
3)空気清浄器の常設
結果、洗浄作業、空気の置換作業を経て、通常の「第1管理区域」へと移行が進んだようです。
今後、再稼働後の環境測定を実施し、問題が無いことが確認されれば本格稼働となります。
大気汚染、漏洩事故などが今後起こらないよう、対策を進めるとともに、区民への速やかで正確な情報提供が行われなければなりません。
放射能をめぐる国と国民の関係のように、「発表されている情報は信じられない」となってはいけません。
私も区議会議員として、速やかで正確な情報公開を求めるとともに、事が起きた場合には、自らも鋭意区民の皆様への情報提供を行いたいと思ってます。
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