2015-02-10
保育待機児童ワースト1の世田谷区が「子ども・子育て応援都市宣言」だって!?
世田谷区が「子ども・子育て応援都市宣言」なるものをするらしい。
あえて、距離感をはかった表現をしましたが、これを宣言するのは行政機関である世田谷区。
宣言する、しない、その中身も含めて区議会での議決事項ではありません。
ちなみに、宣言にあたり区は今年の1月1日から1月22日まで「区のおしらせ せたがや」の誌面、区のホームページで広く区民意見を募集していましたが、意見を提出された方は7人でした。
宣言について、余り区民の関心は高くないと思わされる結果です。
区民が求めているのは宣言ではなく、個別の取り組みということなのでしょう。
さて、宣言案(2015年2月時点)は以下。
子どもは未来の希望であり、宝。
多くの方に異論は無いでしょう。
しかし、それゆえに、それを宣言したところで大きな意味もない気がします。
必要なのは、個別の取り組みです。
特に象徴的なことは「待機児童問題」への対応でしょう。
世田谷区はこれまで2年連続で保育待機児童全国ワースト1。
子どもを預けたくても預けられず、困っている方が日本で一番多い、これが世田谷区という状況です。
区の資料をみると、来年度はこれまで以上に厳しい状況。
昨年度の待機児童1,109人を上回りそうな勢いです。
この状況の中で、何をもって「子ども・子育て応援都市宣言」となるのでしょう。
「子育てに関する施策は数々やっている」という言い分も聞こえてきそうです。
しかし「保育待機児全国ワースト1」の世田谷区が、それに歯止めをかけずして、「子ども・子育て応援都市」とは・・・
世田谷区長がやるべきことは、ドーンと見栄えのいい花火をあげることではなく、個別の取り組みでないでしょうか。
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