聴覚や言語に障害があっても”110番”や”119番”ができること
国籍を問わず、又障がいの有無を問わず、誰もが利用できるよう配慮されたサービスや製品。
ユニバーサルデザイン。
2020年に開催される東京オリンピック・パラリンピックに向けて、東京がそういった配慮の行き届いた街になっていくことを楽しみにしています。
当然、この機を捉えて世田谷区でも取り組むべき課題ですし、東京以外でも意識が高まって行くことを期待します。
さて、本日の日経新聞より。
【119番 音声いらずで通報可能に】
スマートフォン(スマホ)で音声を使わずに、消防車や救急車の手配といった119番緊急通報ができるようになります。
今年から実験を始め、オリンピック・パラリンピックが開催される2020年までの実用化を予定。
スマホの画面から選択式で通報が可能で、外国人向けとして英語など数カ国語も準備されるとのこと。
緊急時に、誰でも通報ができる仕組み。
これまでもその必要性が叫ばれていましたが、いよいよ実用化のメドがついたようです。
一方、”110番”の方はどうなっているでしょう。
こちらは昨年の11月に以下の報道がされています。
(以下は日経新聞ネット版より引用)
【聴覚障害者ら、スマホから110番 警視庁がアプリ 】
(2014年11月29日)
警視庁は12月1日から聴覚障害者らがスマートフォン(スマホ)から110番に通報できる専用アプリの運用を始める。事件や事故の概要、発生場所などを入力して送信する仕組みで、現場の写真を送ることも可能。これまでも携帯電話用の通報サイトはあったが、スマホ向けアプリは全国初という。
聴覚や言語に障害がある人があらかじめ「警視庁110番サイト通報専用アプリ」をスマホに取り込んでおき、東京都内で事件や事故に遭遇した場合に利用する。警視庁通信指令本部とメッセージをやりとりすることもできるという。
警視庁が2004年から運用する携帯電話向けの通報サイトは昨年、32件の利用があった。
障害者らからスマホ用アプリの要望が上がっていた。
運用は12月1日午後1時から。障害者の通報に支障が出る可能性があるため、健常者は利用しないよう呼びかけている。
「警視庁110番サイト、聴覚や言語に障がいのある方からの110番通報受理」はこちら
↓
http://www.keishicho.metro.tokyo.jp/110/110site.htm
サイトには”聴覚や言語に障がいのある人専用の110番”とあります。
桃野は障がいの有無に関わらず、必要な場合は使うべきと思うんですけどね。
どんな支障が出るんだろう。
まさか警察が対応できなくなる程の通報があるとも思えないけど。
いずれにしても、こういった行政サービスがスタートすることについては歓迎です!
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