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世田谷区の桃太郎 桃野芳文Webサイトです
2010-11-22

演説

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 柳田法務大臣が辞任しました。
 今朝、菅総理大臣に辞表を持参し、受理されたようです。
 辞任と言っても、事実上は更迭ですよね。
 昨日まで「辞めないで頑張る」って言ってた人ですから。 
 柳田さんは広島市で行われた国政報告会での発言が問題視され、辞任という結果に至りました。
 私は、発言全てを通しで聞いたわけではありませんが、新聞やテレビで報道されているのは以下の発言。
 
 ”個別の事案についてはお答えを差し控えます”
 ”法と証拠に基づいて適切にやっております”
 法務大臣とは、この二つのフレーズだけを覚えておけばいいのだから良いものだ。
 
 そんな事を言ったらしいです。
 ばかばかしい、お粗末な話です。
 まあ、ご本人にとってはきっと軽口のつもりだったんでしょう。
 地元の支援者を前にしたスピーチだったようですから、リップサービスというか、支持者が笑ってくれて場が盛り上がることを期待したのではないでしょうか。
 で、次の日の新聞、テレビの反応を見てびっくり。
 そんなトコロではないかな。
 今回の件はお粗末な話として、さておき。
 スピーチ、演説の上手な方っていますよね。正直言ってうらやましい。
 場の雰囲気を和ませつつ、主張をしっかり伝えるというのはセンスや技術が必要です。
 「演説」という言葉は、明治に入ってから福沢諭吉が始めて使った言葉らしく、その歴史が浅い日本人にとっては、本来、演説はあまり得意なものではないのかもしれません。
 我々が知る名演説には、やはりアメリカ発のものが多いように思います。
 近いところでは、バラク・オバマ大統領の2004年の民主党党大会での演説。
 彼はこの演説でアメリカ国民を魅了し、以降いっきに第44代アメリカ合衆国大統領へと駆け上がっていくことになりました。
 演説の中で、名フレーズとして語られるのが次の一節。
 リベラルのアメリカも保守のアメリカもない、
 あるのはただ一つアメリカ合衆国なのだ。
 黒人のアメリカも白人のアメリカもラテン系アメリカもアジア系アメリカもない、
 あるのはただ一つアメリカ合衆国なのだ。
 そして何と言っても、英語の教科書などでおなじみ。
 マーティン・ルーサー・キング・ジュニアの伝説の演説。
 1963年リンカーン記念堂で行われた「I have a dream」
 
 私には夢がある。
 いつかジョージアの赤い丘で、かつての奴隷の息子とかつての奴隷所有者の息子が、兄弟のように同じテーブルを囲む日が来ることを。
 私には夢がある。
 いつか私の幼い4人の子供達が肌の色ではなく、中身によって判断される国に生きるという夢が。
 感動的な言葉は心に残るし、何度読み返しても心が動かされます。
 日本の政治家からも、心が動かされる名演説がききたい。

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コメント3件

  • 強式 より:

    演説の上手い政治家は長期政権の用ですね
    たとえが悪いかもしれないがヒットラーやムッソリーニ、  スターリンン、赤い国の独裁者たちは当たり前か
    日本では最近はパホーマンス的に見られがちですが
    少し古いですが小泉前総理[痛みに耐え、
    良くがんばった、感動した]当時のお笑いネタに
    使われていたなジュニアの進次郎議員も予算委員会
    での発言は若いなりに的を得ている様にも聞こえる?仕分けで有名な大臣の[2位ではダメなんですか?]この発言には、同じ町村に住む住人として
    がっかりした。管総理も野党時代には国会での
    質問はなかなか良かったと思うが守る側に立つと
    声が小さくなるのかな?
    有言実行大変と思うが志高く、期待しています。

  • きくりん より:

    はじめて書き込みさせていただきました。きくりんです。もうすぐ、二歳になる男のコに振り回される一児の母です。私が産休に入る前、奥様には仕事はもちろん、妊娠期の不安定な心と体を支えて頂きました。大きいお腹でオフィスを走り回り何度おこられたことか^^;
    語り継がれる名演説とは、いつの時代に聴いても心にくるものがありますね。誰にでもわかる平易な言葉でかたる、それだけのことですがとても難しいですね。子育てや食育など男性からみた子育てを楽しく拝見しました。特に食育の部分は、今まさに実践していることのうらづけでもあり勇気づけられました。
    これからも楽しみにしています。

  • ももの より:

    きくりんさん。こちらこそ大変お世話になったようです。ありがとうございます。お互い子育て世代ですね。子供は無限の可能性を持った世界の宝です。たくさん幸せを分け合って、かけがえのない時を過ごしましょう。そして大人は次世代により良い社会をバトンタッチしないと。一緒に頑張りましょう!これからもよろしくお願いします。

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