都民の日。世田谷区立小・中学校は休み?それとも授業? 実はこんな仕組みなんです!
一昨日は10月1日。
「都民の日」でした。
なぜ10月1日が「都民の日」とされているかというと・・・
1889年5月1日、東京府に東京市が設置されましたが、この時点では東京市長を置かず、東京府知事が東京市長を兼務していました。
1898年10月1日、東京市は一般市に移行(ちなみに初代東京市長は彦根藩出身の松田秀雄)。
その後、東京府と東京市が廃止されて東京都が誕生するのは、1943年7月1日です。
歴史をたどると「都民の日にふさわしいのは、7月1日じゃないの?」とも思いますが、1952年の9月27日に東京都が「都民の日条例」を制定し、10月1日を都民の日と定めました。
とにもかくにも、10月1日は都民の日。
さて都民の日にちなんだ問題です。
【問題】
”都民の日、世田谷区立の小学校&中学校はお休み?それとも通常授業?”
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【答え】
実は学校ごとに休業日か授業日かまちまち
隣の学区の子どもはお休みで遊びに行ったけど、こちらの学区の子どもはいつも通り登校ということも有り得ます。
ざっとですが、今年は世田谷区立小学校の約2/3程度がお休み、世田谷区立中学校はほとんどが通常登校となっていました。
学校教育法施行令では、その29条で「公立の学校(大学を除く。)の学期及び夏季、冬季、学年末、農繁期等における休業日は、市町村又は都道府県の設置する学校にあつては当該市町村又は都道府県の教育委員会が、公立大学法人の設置する高等専門学校にあつては当該公立大学法人の理事長が定める」としています。
つまり、「区立学校の休業日は区が決めなさい」と法律で定めているんです。
そして、世田谷区は「世田谷区立学校管理運営規則」第6条で以下を休業日としています。
・夏期休業日、7月21日〜8月31日まで
・冬期休業日、12月26日〜1月7日まで
・春期休業日、3月26日〜4月5日まで
・開校記念日
・都民の日
・その他(世田谷区教育)委員会が定める日
つまり、基本的に都民の日は区立学校はお休み。
「じゃあ、全校休みにしないとおかしいじゃないかー!」と子ども達の叫びが聞こえて来そうですが、(残念ながら?)続く第6条の2で以下が決められています。
第6条2
(以下一部抜粋)
休業日に授業を行い、又は授業日に休業しようとするときは、校長は(世田谷区教育)委員会の許可を受けなければならない。
要は、教育委員会の許可さえあれば、校長先生が、ある程度休業日や授業日を自由に決められるということ。
(当然、定められた授業数は全て年度中に消化しなければなりませんが)
なので「同じ区立学校なのに、隣の学校の○○さんは休みなのに、私は登校なの!?」といった不満を持つ子もいるかもしれませんね。
もし、お子さんに、そんなことを聞かれる機会がありましたら、上記内容で答えてあげて下さい。
納得してもらえるかどうかはわかりませんが・・・
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