福島第一原発事故と放射能~内部被ばくを避けるために~
子供の健康に関心がない親はいません。
この夏休み、放射能への不安を感じている方、いらっしゃるのではないでしょうか。
先日、さいたま市立中学校の理科教員、川根眞也さんのセミナーに参加してきました。
「福島第一原発事故と放射能~内部被ばくを避けるために~」
川根先生は、東日本大震災以降、自らガイガーカウンター(Radex1503)を用いて、さいたま市などの各地で放射線量を測定。フェイスブックで情報発信をしています。
セミナーでは、「放射能とは」、「α線、β線、γ線の違い」、「外部被ばくと内部被ばくの危険性の違い」、など、一から放射能についての話をしていただきました。
セミナーの多くの時間は「内部被ばくの危険」について。
現在の国の基準は、放射線の中でもγ線、外部被ばくの危険性に偏っていて、内部被ばくについては認識が甘いとの話もありました。
川根先生基準では、10ベクレル/kg以上は「食べてはいけない」となります。
これはウクライナ、ベラルーシの基準の約1/4とのこと。
放射能の影響については、多くの考え方があります。
「10ベクレル/kg以上のものは食べない」という方もいれば「国の基準をもとに流通しているものは食べる」という方もいるでしょう。
自分がどんな情報に接し、誰の話を信じるか。
自分の命、家族の命、自分の生活、家族の生活をどう守っていくか。
今の状況下では、それは自分の判断にゆだねられます。
なおさら国は、国の基準、並びに、その考え方を明確に示すとともに、国民の判断のもとになる、正確な数値を公表しなければなりません。
正しい情報が示されないと、国民が判断することすら、ままならないのです。
そして、その判断を尊重する事。
「給食は食べたくない、お弁当を持参したい」「水道水を飲むのは怖い、水筒を持参したい」という保護者や児童、生徒の意志は尊重されるべきです。
放射線の人体への影響について、わからないことが多い以上、子供の健康を思う保護者の判断が最優先だと考えています。
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