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世田谷区の桃太郎 桃野芳文Webサイトです
2014-11-12

原発再稼働に反対、再生可能エネルギーの活用促進を願う区民の陳情。さて世田谷区議会での審査結果は・・・

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もしも「区政に反映してもらいたい事」や「解決して欲しい課題」があったら。
役所の窓口で訴える、区議会議員に相談する、といった方法の他に、区議会に「請願」や「陳情」(※)を提出するという方法もあります。
提出された請願・陳情は、その内容により、関係する委員会(区立小学校に関する事であれば「文教委員会」に付託されるなど)で審査され多数決。採択と判断した議員が多ければ、委員会としての審査結果は「採択」。逆に不採択と判断した議員が多ければ、審査結果は「不採択」となります。
委員会での審査結果は、その後、本会議で再度賛否がはかられ、本会議で採択されると、区議会が出した結論として、区長に請願書を送付したり、関係機関に意見書を提出するなど、請願内容の実現を求めて行くという次第。
ところが、この請願審査。
区民の皆さんから見ると、議員がどういう考えで、どういう結論を出すのか、非常にわかりにくいと思うんですよね。
とてもわかりにくい。
例えば、今日の「環境・エネルギー問題対策特別委員会」ではこんな事がありました。
審査されたのは「再生可能エネルギーによる電力の活用促進と、原子力発電(原発)の再稼働をやめる事を国に求める意見書の区議会採択に関する陳情」
陳情者は、「太陽光、風力、地熱等の再生可能エネルギーによる発電電力を電力会社が買い取る制度を恒常的に発展させる等、再生可能エネルギーによる電力の活用促進と、原発の再稼働をやめることを国に求める意見書」を世田谷区議会から国に提出してほしいとの陳情を提出されました。
委員会では、陳情者から趣旨説明(なぜこういうことを求めるのかという説明)があり、その後、各議員が質問をしたり、意見を述べたりで1時間30分ほど。その後、請願審査に。
そこで、本委員会に所属する11名の各議員が出した結論は以下です。
(委員長1名は採決に加わらない)
(請願内容に対する賛意順に並べると採択>趣旨採択>不採択)
自民党3名・・・不採択
公明党2名・・・不採択
無所属・世田谷行革110番1名(私、桃野よしふみ所属会派)・・・採択
共産党1名・・・採択
生活者ネットワーク・社会民主党1名・・・趣旨採択

減税世田谷1名(あべ力也議員)・・・継続
世田谷無所属1名(ひうち優子議員)・・・継続
未来あらた世田谷1名(佐藤美樹)・・・継続
継続の本来の意味は「継続審査」。
引き続き時間をかけて審査しましょうという意味ですが、世田谷区議会の場合は即ち「お蔵入り」の場合がほとんど全て。
議員も「継続」という結論になれば、二度と審査されないだろうことは承知の上で「継続」と発言します。
「継続=(採択とも不採択とも言いません)」という意思といったところでしょうか。
さて、この時点で不採択5名、採択&趣旨採択3名、継続3名と拮抗していますね。
委員長は、ここで「意見が分かれていますので継続審査とする事で宜しいでしょうか」とはかりました。
桃野は「異議有り」です。
継続審査になれば、二度と審査されないことは目に見えていますし、賛否は拮抗しているわけですから。
陳情者の思いに応えるためには、いずれであっても、きちっと答えは出すべきだと考え「異議有り」と発言しました。
委員長は、異議が出たことで「継続にするかどうか、について賛否をはかる」こととなります。

不採択と言っている議員からしても、委員長を除く11名のうち5名という多数派が不採択と言っているわけですから「継続」と言っている議員に賛否を問い、答えを出すのはやぶさかではないはず。
一方、採択&趣旨採択と言っている議員からしても「継続」と言った議員3名が賛同してくれれば多数派を形成することができます。
そして、委員長が「継続に賛成の方は挙手を」とはかると結果は・・・
自民党3名・・・継続
公明党2名・・・継続
減税世田谷1名(あべ力也議員)・・・継続
世田谷無所属1名(ひうち優子議員)・・・継続
未来あらた世田谷1名(佐藤美樹)・・・継続
(継続を良しとせず)
無所属・世田谷行革110番1名(私、桃野よしふみ所属会派)
共産党1名
生活者ネットワーク・社会民主党1名
8対3で継続。
結局、この請願は棚上げ(=二度と審査されないでしょう)という結果になってしまいました。
継続となれば、二度と審査されないことが目に見えているのに、なんでこういう結果になるんでしょうね。
議員からみてもわからない。
各議員の胸の内。
「請願」と「陳情」の違い
「請願」には議員の紹介が必要です。
議員の紹介がない場合は「陳情」となりますが、世田谷区議会では「陳情」と「請願」は同様に扱われます。

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