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世田谷区の桃太郎 桃野芳文Webサイトです
2014-08-21

あなたの車のナンバーがこっそり読み取られ「おおまかな住所」が特定されているとしたら・・・

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世田谷ナンバー。
何度も「反対!」の立場からブログで取り上げて来ましたが、いよいよ11月17日から導入されます。
11月17日(月)の午後1時からは、世田谷区役所の中庭で「世田谷ナンバー導入開始セレモニー」が開催される事も決まりました。
この世田谷ナンバー。
区内の業界団体の皆様からの要請を受けて、極めて熱心に導入を押し進めたのは、現・世田谷区長の保坂展人氏です。
いまだに勘違いされている方もたくさんいらっしゃって、桃野も、何度も何度も説明してきましたが、ナンバーは品川と世田谷の選択制ではありません。本年11月17日以降に新たに購入された車にはもれなく「世田谷」ナンバーがついて来ます。
「桃野はなぜ、世田谷ナンバー導入に反対か?」→過去ブログはこちら
これまでも区民の方のご意見を受けて、”保坂区長が強引に押し進めた”導入の経緯について違法性は無いのか、弁護士の方々とも意見交換を続けています。導入の経緯に疑義を感じている方々で、今後、訴訟に持ち込もうという動きもありますので「原告になってともに戦いたい」という方がいらっしゃいましたら桃野までご連絡下さい。
さて、たかがナンバー、されどナンバー。
そこには様々な個人情報が含まれています。
ナンバーから、所有者の大まかな住所、車検証に記されたメーカー名と車種。
これらの情報を誰もが入手できることをご存知でしょうか。
さらに、このデータをビジネス利用するシステムは既に整えられています。
2014年7月27日 毎日新聞
【車のナンバー:自動読み取りで顧客分析 進むビジネス化】
http://sp.mainichi.jp/select/news/20140727k0000e040125000c.html
2014年8月21日 東京新聞
【駐車場にはプライバシーなし 車のナンバー読み取り ビジネス利用に道】
(本ブログ最下部に記事アップしています)
これらの記事を要約すると以下の内容になります。
・商業施設の駐車場にて、車のナンバーを自動的に読み取り自動車登録情報と照合して、客の居住地などを分析するビジネスが始まっている。
・提供される情報の住所は町名や字名まで。氏名も除かれている。
・国交省担当者は「個人が特定される情報ではなく、法的な問題は無い」としている。
・車の所有者の同意を得ておらず、不安視する声も上がっている。
・システムは駐車場コンサルタント「駐車場綜合研究所」(東京都)が開発し、4月に発売した。
・同社は駐車場にカメラを設置して車のナンバーを読み取り「自動車検査登録情報協会」に送信、協会から使用者のおおまかな住所、車種、メーカーなどの情報を取得する。
・システム導入店舗での分析は無償提供による試験運用で既に終了している。
・その後関西の大型ショッピングモールに導入する商談が進行中。
・同様のサービスは、建設コンサルタント「エイテック」(東京都)も提供している。
・こちらは道路を走る車が主な対象。
・駐車場綜合研究所の常務は「小さな集落に住んでいる人や珍しい車に乗っている人は、地名や車種だけで個人が特定される可能性はあり、何らかの法的なガイドラインは必要かもしれない」とコメントしている。
・個人情報問題に詳しい藤本尚道弁護士は「車種によってある程度の所得が分かってしまうし、町名や字名から個人の住所をつきとめる事も可能だ」とコメントしている。
話は戻って世田谷ナンバー。
世田谷区長の暴走により、このシステムのカメラに写らずとも、「世田谷ナンバーの車に乗っている」すなわち「世田谷区民」ということまでは、ほぼ確定して万人に知られることにはなります。
sk

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