菜の花を栽培、なたね油をとって、ディーゼル車を走らせる
順次ブログでご報告していますが、7月9日(水)〜10日(木)の2日間、京都府南部の京田辺市、滋賀県東部の東近江市に伺っていました。
これまで京田辺市の”スマートフォンプロジェクト”についてブログでご報告してきましたが、続きまして東近江市の”市民共同発電所事業”について。
東近江市は滋賀県の東部に位置する人口11万5千人の自治体。
平成17年(2005年)に八日市市、永源寺町、五個荘町、愛東町、湖東町が合併して誕生、翌年には能登川町、蒲生町が合併して現在の形となりました。
東近江市の面積388平方キロメートル(世田谷区の6.7倍)に占める宅地の割合は6%で、残りは森林と農地です。
日本で最大の面積と貯水量を持つ琵琶湖を抱える滋賀県の中にあり、緑豊かなこの地域では元来、市民の環境保全に関する活動が活発で「あいとう菜の花プロジェクト」や「東近江Sun讃プロジェクト」などが全国的に注目を集めてきました。
◆「あいとう菜の花プロジェクト」
①農業が盛んな地の利を生かして菜の花を栽培
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②搾油して菜種油を製造
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③廃食油を回収してバイオディーゼル燃料に精製
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④ディーゼル車の燃料として活用(コミュニティバス、農作業車などに利用)
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⑤ディーゼル車から菜の花の成長により吸収される
※NPOあいのまちエコクラブのHPより
前述のうち、もう一方の活動「東近江Sun讃プロジェクト」についても環境保全と地域活性化を目指した取り組み。
地元商工会議所が市内商工会などに広く参加を呼びかけ、平成21年にスタートしました。
このプロジェクトでは商業団体と地域の住民が力をあわせるなどし、太陽光発電による”発電所”を次々と立ち上げています。
”発電所建設”については、極めてスムースに地域の住民による出資金が集まるそうです。
環境保全に対する意識の高さに驚きました。
詳細は次回のブログでご報告します。
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