日本で平均的なドライバーが1年間でハンドルを握っているのは約100時間、うち約4割を渋滞で過ごしている
「ビッグデータ」
産官学の壁を越え、各々が持つ膨大な電子情報を相互に利用し、社会の発展に生かそうという動きが進んできました。
例えば”官”の分野においては「DATA.GO.JP」
このサイトは「データカタログサイト」の試行版として、各省庁の保有するデータをオープンデータとして利用できる場をつくる試み。
行政が持つ情報を誰もが利用できる環境づくりを目指すサイトといったところでしょうか。
民間では、ビッグデータの販売を始める企業も出て来ました。
本日(7/8)の日経新聞にあったのは”富士通が自治体向けに商用車4万台の走行データを販売する”という記事。
(以下記事の要約)
富士通は4万台の商用車の走行ビッグデータの販売を始める。
貨物トラックにつけた機器が1秒毎に車両の位置・速度、ブレーキをかけた場所などの情報を収集。
道路交通情報システム(VICS)より多様な道路の詳細利用データを自治体や高速道路会社などに提供する。
富士通は、事業用トラック4万台に通信機能を持つデジタル運行記録計を搭載済み、細かな道路を含め年間1千億件の走行データが得られる。
例えば、交差点手前のどこでブレーキを踏み渋滞が起きているかや、道路標識前後の速度変化などがわかる。
円滑な合流や右左折のための道路整備、標識の設置場所の見直しにも使える。
2地点の移動にどの道を使っているかもわかり、道路新設にも役立てられる。
(以上)
以前、「日本で平均的なドライバーが1年間でハンドルを握っているのは約100時間、うち約4割を渋滞で過ごしている」という新聞記事がありました(6/28読売)。
環状8号線、環状7号線、国道246号線など、当然、世田谷区内にも渋滞の名所はあります。
今後は、渋滞による経済的損失、CO2の増大の他、交通事故を減らすことなども、ビッグデータの利用により前進するかもしれません。
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