甘利大臣の件だけでなく、地方議員の「政治とカネ」にも注目して欲しい!
世田谷区議会議員、桃野よしふみです。
昨年の11月15日に以下のブログを書いております。
【またまた政務活動費案件。指摘を受けたら襟を正そうよ。なぜそっちへ行く千代田区議会】
多くの地方議会では議員に対して、議員報酬の他に、政務活動費というものが支給されています。
これは政務活動に関連した、例えば交通費、政策立案のための資料購入などの費用にあてる事ができるお金。
(ルールは各議会がそれぞれ定めているので、異なる場合もあります)
ところが千代田区で、この政務活動費を使途の制限の無い、「議員報酬」(いわゆるお給料)に組み込んでしまおうという動きが。。。
というのが前出のブログ。
ところが、新聞等で報道され、区民からの批判もあったのでしょう。
一旦、この動きも収束に向かうようです。
【千代田区長、政活費付け替え見送り 議員報酬化「不透明」の批判受け】
議員報酬は議員報酬。
政務活動費は政務活動費です。
それを概ねまとめてしまって、総額を減額することもしない。
桃野は「すごいことやるなー」と驚きをもって受け止めていました。
(もちろん悪い意味で)
千代田区は、これまで政務活動費の使途をめぐって「ガールズバーでの飲食」や「高級料亭の勉強会(5万円)」「江戸の性愛図鑑や新東京いい店やれる店という図書の購入」などについて住民団体に「不適切な支出だ」として訴訟を起こされています。
そんな中で、政務活動費の使途について透明性をひたすら後退させる動きが出て来るなんて。
今回は、世論により「不透明化」の動きにストップがかかったという千代田区民にとって誇らしい事例でしょう。
地方議会で何が起きているか、地方議員が何をやっているか。
選挙で選ばれる議員は、有権者の皆さんの目、こそを恐れています。
関心をもつ。
そして、おかしことをやっている議員には退場してもらう。
それが有権者の皆さんそれぞれが住む街を良くするために大切な事です。
本日は世田谷区議会臨時会。新たな副議長は40数年ぶりとなる女性副議長に。新たな監査委員にも女性(前世田谷区役所総務部長)が選任されました。 食材費高騰への対応として、学校給食の補助に約2億2千万円。補正予算の審議はこれからですが、議会では賛成多数となるでしょう。桃野はもちろん賛成。 東京都議会議員選挙の結果から雑感。そして選挙期間中、無免許運転で人身事故を起こしていた都議がいるなんて。加えて報道はどうあるべきかという問題。 いわゆる「ガクチカ」になるかも。世田谷区では区立幼稚園、区立小・中学校で活動いただける大学生のボランティアを募集しています。 時に地方議会での政務活動費不正受給が問題になりますが、これも使途をチェックできる仕組み(使途公開)があるから。国会議員も文通費の使途公開を。
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