はっきり言って、これでは公金を預かる立場での仕事とは到底思えません
引き続き、世田谷区議会での私、桃野よしふみの一般質問よりご報告です。
今日は「②区と区内銭湯との取組における課題(災害対策など)」から。
世田谷区は区内公衆浴場に対して様々な補助金・助成金を支払っています。
そして区は、この補助金・助成金の目的を「区民が公衆浴場を利用できる機会を確保する」ための支援としています。
これに対し私は “区民が公衆浴場を利用できる機会が確保できている状態”を定義しなくては、必要な政策や予算は決められないのではないか。「区内に何軒」もしくは「半径何キロあたり1軒」など具体的に達成指標を示し、適切な政策、予算を持つべきではないか。と議会で取り上げました。(お手盛り予算にするべきではないという趣旨)
区の答弁は、簡単に言うと「達成指標は定めていないし、今後も定めるつもりはない」というものでした。
私には、はっきり言って、これでは公金を預かる立場での仕事とは到底思えません。
この仕事を所管するのは世田谷区役所の産業政策部という部署なのですが、「産業政策」において、いくらお金を投入し、どれくらいの効果があったか考えない何てことが許されるのでしょうか。
これでは「仕事の成果なんてはかる必要ない」ということになってしまいます。
区は、銭湯の確保が重要とし、様々な補助金・助成金を払い続けていますが、区内銭湯は減少の一途です。
今までと同じことをやっていてもこの状況は変わらないでしょう。
銭湯の確保が区の仕事と言うのであれば、適切な達成指標を設定した上で、その実現の為、産業政策の視点で、知恵を絞りバックアップするべきです。
「昔からやっているから」と同じ事を繰り返していては仕事とは言えません。
毎年毎年、億単位のお金を入れても成果が出ないとすれば、その仕事内容に見直しをかけるのは当然です。
世田谷区役所のこういった仕事の進め方については、強く改善を求めます。
■質問の様子は世田谷区議会ホームページでご覧いただけます。
http://www.discussvision.net/setagayaku/index.html
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