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世田谷区の桃太郎 桃野芳文Webサイトです
2013-11-10

「視覚障害者と伴走者のランニング教室」。何も見えない状態で走るのは、とても不安だし、怖い(当たり前ですけど)

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本日は「第8回世田谷246ハーフマラソン」が開催されました。
心配された雨も、午後の短時間、それもほんの少しぱらつく程度。
天気にも恵まれ、ハーフマラソン(日本陸連公認)の他、5km、2km、2km親子マラソン、などの各レースが行われました。
私は、これまで議会活動を通じて、世田谷区を代表するこのスポーツイベントをさらに発展させ、視覚障がい者、車いすの方なども、広く参加できるイベントにできないかと活動してきました。
今年、初めて「視覚障害者と伴走者のランニング教室」が大会イベントとして行われました。
まだ小さな一歩ですが、着実にこの歩みを進めていくべく、私も議員としてしっかり活動して行きたいと思います。
今回のランニング教室は、視覚障がいのある方(これからランニングを含め、運動を始めたい方)、伴走未経験者の方、伴走技術を向上させたい方向けに行われたイベントです。NPO法人日本盲人マラソン協会(JBMA)の皆さんにご協力を頂きました。
視覚障がい者が、ランニング競技を行う際、伴走者は欠かせません。
(障害の程度によりその中身は異なりますが)伴走者は、障がい者ランナーの安全確保、走路、ペースなどの誘導、タイムなどの記録の管理などを行います。視覚障がい者の方に世田谷246ハーフマラソンに参加いただくためには、大会に協力してくれる伴走者が必要という事になります。
今日の教室では、私も、アイマスクと伴走ロープを使って参加させていただきました。
IMG_0567
【伴走ロープ。状況にあわせてロープで作る輪の大きさ(≒伴走者とランナーの距離)を調整します】
参加者が2人一組になり、交代でアイマスクを着用しながら、ランニング&伴走者を体験。
想像はしていましたが、何も見えない状態で走るのは、とても不安だし、怖いです。
その不安を取り除き、信頼感を感じてもらうのが伴走者としての第一歩なのでしょう。
伴走者は、ランナーに自分のペースでスムースに足を運び、手をふってもらうため、どの位置に立ち、どの距離で伴走ロープを握れば良いのか。
路面の状況、他者との距離、折り返し地点などでの曲がる角度や方向など、を素早く、わかり易く、ランナーに伝えるにはどうすればいいのか。
「10m先にマンホールがあります」
「路面より少しへこんでいます」
「濡れていてすべるかもしれません」
「あと5m」「1m」「ハイ」
「10m先、右に45度のカープ」
「1m右に寄って」
「(時計の文字盤に例えて)2時の方向5m先に○○があります」
※「あっち」「向こうの方」などはダメ
少しの時間経験した程度のことなので、偉そうなことは言えませんが、大切なのはコミュニケーションやインフォメーションに関する技術ではないかと感じました。
見えない状況の中で走るという事がどういうことか。
理解し、準備をし、障がいの有無にかかわらず参加できるスポーツイベント実施に向け歩を進めていきたいと思います。
■ランニング教室の講師を務めて下さった中田崇志さんはアテネ、ロンドンのパラリンピックでメダリストの伴走者も務めた、日本を代表するガイドランナーのお一人です。
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