多くの方に、世田谷区役所の、このひどい答弁を確認して頂きたい
昨日の決算特別委員会(昨日は保健福祉領域の審議)にて、質問を行ないました。
テーマは主に2つだったのですが、今日は1つ目のテーマ「公益通報制度」についてご報告します。
これまでブログでもご報告して来ました、世田谷保健所をめぐる大問題について再度取り上げました。
事の発端は、今年4月20日の産経新聞の記事。
「内部告発を受け弁当業者の検査を行った世田谷保健所が、業者側に告発の事実を漏らし、通報したパート勤務の女性が検査当日に解雇された」というものです。
これまで、保健所は、検査時の不適切な対応については一部認め、更に業務上知り得た告発者についての情報を事業者に漏らしたことは認めましたが、告発者の名前を漏らしたのは、告発者が解雇された後、と主張しています。
しかし保健所は「保健所が区民の秘密を利害関係者に話してしまう」という区民の信頼を裏切る不祥事であるにも関わらず「内部通報者には謝罪した」と個人とのやり取りの話に、この問題を矮小化しています。
今回委員会で、先ず、世田谷保健所に「不祥事という認識があるのか」と問いましたが、「不祥事かどうかと言う事ではなく〜」と全く質問に答えようとしません。
しょうがないので、繰り返し「こちらは認識を問うているんだ」と再質問しても、「不祥事かどうかと言う事ではなく〜」と、「そんな事は答えません」という態度。まったく、議会軽視も甚だしい。
さらに「保健所が区民の秘密を利害関係者に話してしまう」という行為について、人事上の懲戒処分が出ていないのはおかしいと、地方公務員法や世田谷区の懲戒処分の指針を例示して質問しましたが「服務規程の観点から必要な対応をした」との答弁。
こちらは、具体的に例を挙げて”必要な対応をしてないんじゃないか”と言っているんだから、全く答弁になっていません。
地方公務員法には、「職務上知り得た秘密を漏らした者は最高1年の懲役又は最高3万円の罰金」と書いてありますし、世田谷区の懲戒処分の指針にも「守秘義務違反は、免職又は停職」と書いてあります。
これを示した上での質問なのに・・・
都合の悪い事は答えない。
答えると、まずい状況になりそうなことには答えない。
世田谷保健所のそういう体質が丸見えの委員会になりました。
保健所を含む、世田谷区役所のトップである世田谷区長は、”情報公開”と常にアピールしていますが、はっきりいって、それを実現するつもりなど微塵もないことがよくわかります。
是非、多くの皆さんに、このひどい答弁を確認して頂きたいと思います。
世田谷区議会のホームページよりご確認下さい、是非。
http://www.discussvision.net/setagayaku/
左側中段の「決算特別委員会」をクリック
↓
「10/7(月)福祉保健委員会所管質疑の収録内容表示」をクリック
↓
右側中段の「桃野よしふみ」の横の「再生」クリック
宜しくお願いします。
(区役所側の答弁、めちゃくちゃで笑える。いや笑えない・・・)
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