医療スタッフ、物資が限られる中で、いかに多くの命を救うか
昨日のブログに続き、避難所運営訓練の話です。
訓練は大きく二つに分かれていて、後半は「医療救護所訓練」でした。
大きな災害が発生すれば、負傷者の発生も避けられないでしょう。
医療スタッフ、物資が限られる中で、いかに多くの命を救うか。
そのために、今、医療の現場で広く取り入れられているのが「トリアージ(又はトリアージュ)」という手法です。
語源は「選別」を意味するフランス語「triage」。
そもそもはフランスの軍隊の手法で、戦争において戦傷者を、身分等ではなく、医学的必要性を基準に選別したことを発祥とします。
日本では1995年1月の「阪神淡路大震災」、1995年3月の「地下鉄サリン事件」の現場で、その手法が取り入れられことから広く知られるようになりました。
災害時、自分や、自分の家族が大ケガをしたら。
一刻も早く治療を行ってほしいというのがその思いでしょう。
しかし、場合によっては「待機」と判定され、治療を受けるまでに長い時間を過ごさなければいけません。
そして、ついさっきまで意識があったとしても「死亡」と判定されれば、人工呼吸、心臓マッサージなどの救急蘇生を施されることはありません。
災害時、トリアージの現場に立つ医師には、厳しい判断を瞬時に下すことが求められます。
「全ての患者を救う」
この原則を脇においての作業には、大きなストレスを伴うでしょう。
もちろん、受傷者やその家族にとっても、不満、不安、医師への不信感などが起こるであろうことは大いに想像できます。
災害時。
限られたスタッフ、限られた医療物資のもとで、何が起こるか。
医療の側面においても、覚悟と理解をもって準備をしておかなければなりません。
私も、今回の「医療救護所訓練」で、改めて心に刻みました。
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