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世田谷区の桃太郎 桃野芳文Webサイトです
2013-04-23

「世田谷ナンバー」のナンバープレートに賛成?反対?

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2006年以降、諏訪、伊豆、富士山などの新しいナンバープレートをつけた車が走るようになりました。
いわゆる「ご当地ナンバー」です。
誤解されている方が多いのですが、ある自治体に「ご当地ナンバー」が導入された場合、従来のナンバーと新しいナンバーを選択できるわけではありません。
これまでブログ、ツイッター、フェイスブックなどでも情報発信をしてきましたが、現在、世田谷区長は熱心に「世田谷ナンバー」の導入を進めていて、導入が決まれば、世田谷区に登録される新たな車は全て「世田谷ナンバー」になります。
世田谷区民のどれほどの人が「世田谷ナンバー」の導入を願っているかは関係なく、一方的に導入に向けて突っ走ってる世田谷区長ってどうなの?ということで、議会でも我々の会派は問題提起をしていたのですが、区は「区民の意向をアンケート調査する」と言い、そのアンケートの結果が今日の委員会で報告されました。
まあ、区長が既に世田谷ナンバー導入に突っ走っている中で、アンケートをとってフェアなものになるのだろうかと思うのですが・・・
■アンケート調査の概要
・調査対象者は無作為抽出の区民4000人、業界団体から推薦された事業者500団体
・回答数は区民48.8%、事業者54.6%
・世田谷ナンバーの賛成は区民79.6%、事業者83.2%
区民、事業者ともに8割程度の方が「世田谷ナンバー」の導入に賛成との結果になりました。
ただ設問の中に「あなたは世田谷区にはどのくらいの期間お住まいですか」という項目があるのですが「10年以上」と答えた人が99.6%を占め、年齢を問う項目では「60歳以上」と答えた人が74.3%を占めました。ずいぶん偏りがありますね。
区の言う「無作為抽出」でのアンケート結果として正しいのか疑問を感じます。
そして、このアンケートでは「世田谷ナンバーの新設についてどう思いますか」という設問に対する答えの選択肢には「賛成」「反対」しか無く「どちらでもない」「わからない」は用意されていません。
アンケートに答えた人の偏りも、設問の作りに対して「答えようが無い」と考えた人が多かったのが原因なのかもしれませんし、そもそも「車のナンバーなんてなんでもいい」と考えた方がアンケートに答えなかったのかもしれません。
私が区民の皆さんにヒアリングすると「反対」「どちらでもいい」がほとんどで「賛成」は皆無です。
私には、今回のアンケート結果が区民の意見を反映しているとは思えません。
そもそも「世田谷ナンバーを導入することで区内の産業振興につながる」 という区長の主張もよくわかりません。

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