阪神・淡路大震災から30年。「事前復興」の考えで災害に強いまちを。
世田谷区議会議員、桃野芳文です。
1月17日で阪神・淡路大震災から30年となりました。
30年も経つとあの震災を知らない方も多いと思います。今の30代前半までは生まれてないか産まれていても記憶がない世代ということになりますね。
阪神・淡路大震災から30年 経験者の6割が“記憶や教訓が風化”https://t.co/g464SoCpKK #nhk_news
— NHKニュース (@nhk_news) January 15, 2025
阪神・淡路大震災は1995年(平成7年)、桃野は京都の大学に通う大学生で、当時はテスト期間の最中。公共交通機関が止まっていたので原付バイクで大学に向かったのを覚えています。と言っても学校は臨時休校、当然テストも行われなかったのですが。
兵庫、大阪から通学していて、自宅が被災した友人もいました。大変な災害だったことを今でも覚えています。
兵庫県、大阪府、京都府の2府3県で死者6400人超。建物被害(全半壊、全半焼)は約25万棟です。
その2年後、1997年(平成9年)に東京都が「東京における直下地震の被害想定に関する調査報告書」で、初の首都直下地震の被害想定を公表しました。
最新のものは2022年(令和4年)に示されていて、これを見ると 都心南部直下地震で死者は6148人、建物被害は19万4431棟とされています。
阪神・淡路大震災から30年、建物の耐震性、耐火性は大きく向上していますが未だ大きな被害が想定されている状況です。
災害対策に終わりはありません。「事前復興」という考え方で、災害に強いまちを作り続けなければなりません。
例えば、建物の耐震性耐火性の向上を図る、延焼遮断帯としての道路をきちんと整備する、災害弱者と言われる高齢者や障がい者を守るための避難態勢や避難施設の整備などなど。豪雨や富士山の噴火などが大地震とともに襲ってきた時はどうするのか。複合災害への対処も考えなければなりません。
事前復興。
世田谷区でも引き続き災害対策を進めて参ります。
※写真はイメージです
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