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2024-06-14

高額なリース料、使われていない水素自動車。もう税金のムダ使いをやめるべき。

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世田谷区議会議員、桃野芳文です。

先の区議会本会議一般質問で、区のFCV(=水素自動車)について取り上げました。FCVは高額リース料に見合った利用などされていません。もうやめるべき。区民の税金のムダ遣いです。

◾️区議会での質問の様子はこちらの動画でご覧ください。

平成29年(2017年)度、世田谷区にFCV(=水素自動車)が導入されました。

桃野は令和3年(2021年)12月1日の本会議で「このFCVは5年間で444万円と高額なリース料に対し活用されていない、導入を終えるべき。」と指摘しました。

その際区の答弁はというと。

・来年度以降は閉庁日の区民向けカーシェアを検討

・リユース車の導入やカーシェアによる税外収入等により経費抑制の工夫をし、引き続きFCVを導入したい

でした。そして答弁通り区は、水素自動車のリース契約を続け、今に至ります。

高額なリース料、使われていない水素自動車。もう税金のムダ使いをやめるべきとの桃野の持論は今も変わりません。

今回、カーシェア、経費抑制についての現在の状況、他の庁有車と比べての現在のFCV活用状況を問うたところ、区側答弁は以下内容でした。

・区民向けに土日に貸し出すカーシェアは、主に公用車として使用する上で、駐車場等のセキュリティー及び管理運営体制の問題、税外収入の見込み額が低いことなどから、当時試行していた他自治体のヒアリング等を踏まえて導入を見送った。

経費については、平成29年から導入していた「ホンダクラリティ」は、5年間で444万円、一方、現在の水素自動車は新車ではなく、東京都が東京オリンピック・パラリンピックで使用した「トヨタミライ」を引き継ぎ、令和4年からの5年間で315万円と、約130万円抑制した。現在、5年間のリース契約の3年目を迎えている。

・水素自動車の利用状況は、令和5年度の年間稼働日数は87、年間走行距離は2,590キロ。委託ドライバーによる運行の対象となっている他の公用車の平均稼働日数202日、平均走行距離6,894キロを下回る状況。

経費を抑制したと言ってもまだ315万円。そして他の庁有車に比べれば著しく活用されていないことがわかります。

乗用車としてのFCVは世界的な潮流の中にはありません。水素はバスやトラック、フォークリフトといった商用車のエネルギーとしての活用が始まりつつあると共に、JR各社が欧州で先行する水素列車の実用化を急ぐといった段階にあります。

そんな中、区民にFCVを普及啓発するなどといっても、殆どの区民は区のFCVを知らないし、知ったからといって、自身でFCVを乗り回そうなどという区民が増えるとも思えません。

今回、桃野の質問で、FCVのため、遠く川崎市内や杉並区内にある水素ステーションまで、区職員がわざわざ水素を充填するためだけに、わざわざ川崎市内まで往復することも明らかになりました。

区長は、区民にFCVを普及啓発するなどという施策への税金投入をやめるべきです。以前も議会で区長に直接言いましたが、そんなに水素自動車を区民に啓発したいなら、区長車として使ってみて、充填の不便さも体験されては如何かと思いますが、区長にそのつもりは全く無いようです。

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