世田谷区内にて、数々の凶悪事件を引き起こしたオウム真理教の後継団体が活動を続けています。
世田谷区議会議員、桃野芳文です。
好天の週末。午前中は地元の区立中学校へ。午後は世田谷区議会「環境・災害・防犯・オウム問題対策等特別委員会」委員長として「オウム真理教対策 抗議デモ・学習会」に参加していました。
今日は午前中、地元区立中学校へ。午後は「オウム真理教対策 抗議デモ・学習会」へ。地域住民の皆様と一丸となって「オウムは解散せよ」の声をあげています。 pic.twitter.com/a8eQIrtRxd
— 桃野芳文(世田谷区議会議員) (@momono4423) May 11, 2024
初夏を思合わせるような汗ばむ陽気の中でデモ行進。300名近くの方が参加されました。 地域の皆様、世田谷区(行政)、世田谷区議会が一丸となってオウム問題の抜本的な解決に取り組んでいることが教団側にも伝わったのではないでしょうか。
世田谷区内、烏山地域には地下鉄サリン事件など、数々の凶悪事件を引き起こしたオウム真理教の後継団体「ひかりの輪(上祐派)」が、拠点を置き活動を続けています。
本日、抗議デモに続いて開催された学習会でも、「ひかりの輪(上祐派)」について、公安調査庁職員より以下の内容が語られました。
・麻原彰晃(オウム真理教設立者)の影響力を払拭したかのように装う活動を続けている。
・脱麻原を強調するも依然として麻原の教えの影響下にある。
・脱麻原も、教団継続のための麻原の意思に基づくもの。麻原は地下鉄サリン事件後、法務大臣が団体に対して破壊活動防止法の適用を検討する旨を表明したことを受け、団体が存続できなくなる事態を危惧し、幹部構成員に対して団体の危険性を除去したように仮装すること、組織を分割し一方の組織の存続が困難となった場合にもう一方の組織がその受皿となれるよう準備することを指示した。
・ひかりの輪の設立者上祐史浩氏は、自身を弥勒菩薩の生まれ変わりとしていた麻原から、弥勒菩薩を指す「マイトレーヤ」のホーリーネームを授けられた一番弟子。
・上祐氏は、トークイベントに出演し対外的に脱麻原をアピール。又オンライン配信を積極的に活用、動画配信サービスを用いて自身の説法等を配信している。
・上祐氏が独自に聖地と定めた神社仏閣等を訪問する聖地巡りを継続しており、参加費はひかりの輪の資金源になっている。”聖地”の中には、麻原ゆかりの地とされる場所も含まれている。
・ゴールデンウィーク、夏季、年末年始の3回/年、在家の構成員向けに集中セミナーを開催しており、ひかりの輪の資金源になっている。集中セミナーでは上祐氏による説法が行われる。
烏山地域オウム真理教対策住民協議会が結成されたのは2001年(平成13年)の1月9日です。それから23年余りの長期に渡り粘り強く、オウム問題の解決に向けた活動に取り組んでこられました。2020年からの3年間は新型コロナ感染症の流行下で活動に様々な制約が加わる中ではありましたが、地域の皆様が一丸となって日々の監視活動や広報活動を途切れることなく続けてこられました。
世田谷区議会も、こうした地域の皆さんと共に、又世田谷区、東京都、国としっかりと連携して、オウム問題の解決、ひかりの輪の全ての構成員の脱退、そして烏山地域が安全で安心して暮らせる街となるよう、取り組んでまいります。
◾️写真はデモ行進後の一枚。左から、おぎのけんじ世田谷区議会議長、町田住民協議会実行委員長、古馬住民協議会会長、私桃野芳文(環境・災害・防犯・オウム問題対策特別委員会委員長)。
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