区民アンケート調査の結果から。世田谷区内各地域の違いが面白い。「まちの満足度」が総じて高いのはどこ?「みどり豊かで住みやすいまち」は?
世田谷区議会議員、桃野芳文です。
世田谷区では、区内を5つに区分して行政拠点を置き、区民に身近な行政やまちづくりを行っています。これを「地域行政制度」と呼んでおり、区内には世田谷・北沢・玉川・砧・烏山の5つの総合支所が置かれています。
区の施策では、区全体で同じように取り組むものが多いですが、中には地域の実情に合わせてそれぞれの地域ごとに取り組む施策もあります。世田谷区は約58㎢、人口では90万人以上の方が暮らしています。地域の良いところ、課題も様々。
世田谷区では現在「世田谷区都市整備方針(平成27年4月)」が、まもなく10年を迎えることから、その中で示されている各地域における「地域整備方針」の見直しに向けた検討を進めています。
先日「世田谷区都市整備方針の見直しについて」が、世田谷区都市計画審議会(桃野も委員です)で議題になったのですが、その中で示された区民アンケートの結果が興味深い。
16歳以上の区民から3000名(地域別人口割合で配分、無作為抽出)を抽出し郵送調査を行ったもので、郵送回収・インターネットで1013の回収数となりました。そのアンケートの中に以下の設問があったのですが、この回答が地域の特色を示しているように思います。
問
平成27年4月に策定した「世田谷区都市整備方針 (地域整備方針)」 の中で、概ね20年後を見据えた世田谷地域のまちの姿を、下表のI〜Vの〈テーマ〉に沿って設定しました。 お住まいのまちについて、I〜Vのまちの姿に対する現在の満足度をお聞かせください。1(満足)から5(不満)のいずれかに○をつけてください。
答えはこちら。(数字は回答の割合を示していますが、小数点第2位を四捨五入して第一位までの表記としているので合計が100%に満たない場合や超える場合があります)
「誰もが快適に移動できる」については、5地域すべてで満足度が低めですね。全5つの項目で満足度が高いのは玉川地域。「みどり豊かで住みやすい」の満足度が高いのは砧地域。桃野の実感としては「なるほど、そうなりますよね」といったところ。詳細な分析結果はこれから区が行います。その結果を待ち桃野も、今後の世田谷区の地域整備方針に生かして参ります。
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