ネイル業界広告ガイドライン評議会へ。消費者の安心安全と業界の健全な発展を目指してのガイドライン作成に”有識者”として呼んで頂きました。
世田谷区議会議員、桃野芳文です。
本日は「ネイル業界広告ガイドライン評議会」に参加していました。
現在、関連業界団体の皆さんが消費者の安心安全と業界の健全な発展を目指してガイドライン作成に取り組んでおられまして、その過程で消費者庁、厚労省などの行政機関とも活発に意見交換をされています。そんな動きの中で、桃野は本日の評議会に”有識者”として呼んで頂きました。
「ネイルサロン、ネイルスクールなどネイル事業者等適正広告ガイドライン」の会議に参加。業界の皆さんが消費者の安心安全と業界の健全な発展を目指してガイドライン作成に取り組んでおられます。”有識者”として呼んで頂いたのですが正直言うとこちらが勉強させて頂いてます。有難うございます! pic.twitter.com/uwHnGPfGbr
— 桃野芳文(世田谷区議会議員) (@momono4423) January 22, 2024
桃野はこれまで、議会で消費者トラブル、特に若者の美容・医療サービスに関連するトラブルについて取り上げてきました。若者が広告を読み解く力、つまり広告を見て「これは怪しいな」「これは悪質な業者だな」と、読み取る力をつけてもらえるような取り組みが必要ではないかとの趣旨で区に提案をしたこともあります。
そして、がんやがん治療による外見の変化に悩む方への「アピアランス支援」についても議会で取り上げてきましたが、これも今回の評議会に参加されている団体の皆さんと関係あるよう。
がん治療に伴い、脱毛や乳房の切除などにより、ウィッグや胸部補整具等が必要な方に。ウィッグや人工乳房・補整下着・弾性着衣の費用助成が始まります。
とはいえ、基本的には業界団体の皆様の前ではまごう事なく”門外漢”ですので、今日の議論の中身は知らなかったことが多く大変勉強になりました。
例えば。
化粧品の製造販売の許可を受けた事業者(許可するのは都道府県)は、化粧品を製造販売することができますが、化粧品の販売に際しては化粧品の品目ごとに、つまり一品一品「化粧品製造販売届書」を都道府県に提出しなければなりません。
では、この提出がなされた化粧品は、都道府県のお墨付きの化粧品かといえばさにあらず。これは文字通り”届出”ですので、化粧品についてはすべて事業者の責任に帰することになっています。
この届出を「化粧品登録済みです」「化粧品登録されているものなので安心です」などといった表現を使って、さも公的な評価を受けたかのように発信する事業者もいるとのこと。
これは一例ですが、こうしたことが横行していることもあり、消費者の安心、安全や業界の健全な発展のために広告ガイドラインを作ろうという機運が高まってきたとのことでした。
化粧のみならず、美容に関することは医療とも密接に繋がっています。身体に直接塗布するものですから、場合によっては健康被害を引き起こすこともあります。
正しい表現、正しい広告など、安心安全のためには一定のルールが必要であることは論をまちません。桃野も微力ながら消費者保護の目線で、安心安全の議論に参加していきたいと思います。
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