人工呼吸管理、喀痰吸引、経管栄養など。医療的ケア児の放課後等デイサービス事業などを行なっている施設の見学に行ってきました。
世田谷区議会議員、桃野芳文です。
本日は、区内にある「児童発達支援・放課後等デイサービス」をおこなっている施設の見学をさせていただきました。
この施設では、医療的ケアを伴う重症心身障害児(医療的ケアを伴わない重症心身障害児も)の、児童発達支援(0−6歳)、放課後等デイサービス(小学校1年生ー高校3年生)を行なっています。
今日は、人工呼吸管理、経管栄養、喀痰吸引など、スタッフ(看護師)が児童に対し、実際にケアを行う様子も拝見させて頂きました。
桃野は、これまで医療的ケア児について、特に区立小中学校における保護者の校内待機の問題について力を入れて取り上げてきました。
以下参考ブログ。
【医療的ケア児への支援充実を。いつまで世田谷区は、医ケア児が学校で学ぶ際の保護者の校内待機を求め続けるのか】(2022.11.30 桃野ブログ)
今日は、こうした課題も含めて様々意見交換をさせて頂きましたが、支援の現場を仔細に見せていただき、そこで働く方々の声を聞かせて頂くことは、何より勉強になります。やはり、現場を見ること、そこに携わっている方々と対話すること。これは非常に大事。これまで見えてこなかったものも見えてきます。
こども達、重度の障がいを抱え、自分一人ではままならないことも多いですが、時にニコニコと素敵な笑顔を見せてくれました。子どもの笑顔は天使の笑顔ですね。
障がいがあるこども達をしっかりサポートし、児童本人、そして家族にとってより良い環境を作っていくのも公共部門の大切な役割。
経営の問題(収入面含めどうやって持続可能な仕組みを作っていくか)、人手不足の問題、こうした施設を卒業した医療的ケア児(高校卒業以降)の過ごす場所の不足、医療的ケア児の保護者の就労などなど。
様々な課題を整理し、必要な施策を区に提言して行かなければなりません。改めて考え、今後の取り組みにつなげます。
■以下は世田谷区医療的ケア相談支援センター「Hi na ta(ひなた)」のサイトです。医療的ケアとは?などわかりやすく記載されています。ご参照ください。(イラストも「Hi na ta」のサイトより)
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