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世田谷区の桃太郎 桃野芳文Webサイトです
2022-01-21

医療のプロが「更なる医療現場の逼迫を招き、必要な人に必要な医療が行き渡らない」旨の危惧を示している中、世田谷区長は一体何をやっているのか。

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世田谷区議会議員、桃野芳文です。

世田谷区長、今度はコロナ対策として、こんなことをやり始めました。

区が、区立公園などで抗原定性検査キットを無料配布。桃野は既に所管部の部長には伝えましたが、この施策には大反対です。

これまで何度も述べていますが、検査はあくまで検査。予防や治療ではありません。無症状の方に滅多やたらに検査をしても意味はないのです。

例えば、発熱や咳など、何らかの症状がある方に対する検査。

これは「新型コロナウイルス感染症」であることを疑い、果たして本当にそうなのかと診断をつけるための検査です。

他には、特別養護老人ホーム等で集団感染が起こらないよう実施する検査もありますね。

これは、そこに通う職員等に対して毎日、もしくは少なくともウイルスの潜伏期間を考慮した頻度で繰り返し行う検査です。

では、今回の世田谷区長の「検査キットばらまき」に何の意味があるのか。医療分野においてはど素人である区長が何を根拠にこんなことをやっているのか全く不明です。それも区民の皆様の大切な税金を使って。

抗原定性検査キットの無料配布がはじまったタイミングで世田谷区医師会は以下の声明を出しています。

医療現場が逼迫しています

曰く「無症状であれば、単に検査だけを急がず基本的な感染予防を引き続き行ってください」と。これは世田谷区長の施策に「あなたのやっていることは間違ってますよ」と釘を刺す医師会の声明だと受け取って良いのではないでしょうか。

↓(全文)

機を同じくして厚労省の専門家会議も「検査は症状のある人を優先にすべきだ」と発信をしています。

医療のプロが「無症状者への検査のばら撒きは意味がない」「更なる医療現場の逼迫を招き必要な人に必要な医療が行き渡らない」旨の危惧を示している中、世田谷区長は何をやっているのか。コロナ対策は医学的根拠、合理的根拠に基づき行われるべきだと、繰り返し何度も区長に訴えています。

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