地方議員とハラスメント。桃野が振り返ってみるとセクハラ被害はありませんが、こんな経験はあります。(これをパワハラというのかどうかは不明ですが)
世田谷区議会議員、桃野芳文です。
昨日(1/13)、内閣府が「政治分野のハラスメント防止研修教材検討会」を開催。検討会では、内閣府が昨年10~11月に実施した全国の地方議員を対象にしたハラスメントに関する調査結果を公表しました。
サイトを開設して地方議員からハラスメントの実態を募った結果、1カ月で寄せられたハラスメントの事例は1324件だったそうです。
⚡️「チークダンスを大勢の前で強要」「罵声を激しく浴びた」 地方議員へのハラスメント1300事例
内閣府は昨年10~11月、地方議員からハラスメントの実態を募りました。1カ月で寄せられたハラスメントは1324件。パワハラが68.4%、セクハラが22.9%、マタハラが1.4%でした。https://t.co/8QdCuCkcLA
— 朝日新聞デジタル (@asahicom) January 14, 2022
地方議員に対するハラスメントの行為主体(誰がハラスメントを行ったか)は「有権者」が53.5%と過半数、「議員」は46.5%の結果。そして朝日新聞に掲載されていた「地方議員が受けたハラスメント例」では以下内容が挙げられていました。一部抜粋。
■議員から議員に
・慣習を理由にお茶汲みを女性議員にさせる
・酒席でチークダンスを強要され、胸などを触られる
・閉経しているかを尋ね、そうであればもう女ではない、と笑う
■有権者から議員に
・当選は俺のおかげだと、無理やりキスされたり、身体接触を求められたりする
・勝手に通販の注文をされ、商品が大量に届く
・自宅に繰り返し電話があり「税金泥棒だ」「24時間対応できないなんて議員失格だ」と言われる
(以上、朝日新聞記事より抜粋)
中には、ハラスメントというよりも犯罪だと思しきものもありますね。特に痴漢行為などもってのほか。
さて、桃野が自分自身を振り返ってみると、セクハラ被害はありませんが、以下のような経験はあります。(こういうものをパワハラというのかどうかはわかりませんが・・・)
ある日の早朝、区内のX駅で区政レポートを配布していたところ、そこへ後からやってきたA議員(世田谷区議会議員)から「毎週◯曜日は、俺がやってるんだ、お前それを知っていて邪魔しにきたんだろう!ここは俺の地元だぞ!ふざけんな!」などなど、路上で激しく恫喝されました。何か「ここは俺の縄張りだ!出て行け」と言わんばかり。
ちなみに、桃野はそれまで曜日を問わず、X駅で早朝の活動をしていましたが、◯曜日にA議員がやってくるなどということは全く経験ありませんでしたし、X駅はA議員の地元という理屈も全く意味不明でした。
とはいえ、そこで怒鳴り合いをするつもりは、こちらには毛頭なく、A議員の怒鳴るままにしていたのですが、その後、A議員はひとしきり怒鳴り終えると、桃野が区政レポートを配布していたところから道路を一つ隔てたところに立ち、メガホンをこちらに向けて大音量で桃野を批判するような演説を延々続けていました。桃野も決して良い気分ではありませんが、街を歩いている方にとっては、大変な迷惑行為だったのではないでしょうか。
しばらくの後、また別のY駅で桃野が活動していた際もA議員に恫喝されたことがあり、これは桃野のボランティアスタッフも巻き込まれる騒動になってしまったのですが、それは省略。
とにかく他人を性的言動で不快にさせたり、大きな声で威嚇し、恫喝するような行為は慎むべき行為ですし、選挙で選ばれた立場の者であれば尚更、許されないのではないでしょうか。
世田谷区では昨年6月に「世田谷区議会議員による職員に対するハラスメントに関する条例」を可決していることを改めてお知らせいたします。以下のブログもご確認ください。以下ブログ内から関連動画もご覧いただけます。
「世田谷区議会議員による職員に対するハラスメントに関する条例」桃野も実際に聞いていますが、区職員を延々と大声で怒鳴りつける議員がいることも事実。
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