新型コロナ対策として、場面に応じたマスクの選び方、使い方を。何らかの理由でマスクを着用できない方もいますので、その点への配慮もお願いします。
世田谷区議会議員、桃野芳文です。
先の世田谷区議会一般質問では、新型コロナウイルス感染症対策として、場面に応じたマスクの選び方、使い方についても取り上げました。
これまで、区民の方から、区役所の窓口の職員(不特定多数の方々と日常的に接する、会話をする)や、区立小中学校の教職員(子どもと近いところで話す、換気するとはいえ教室内など閉じられた空間で数十分間過ごす)のマスクについて度々、ご意見、ご相談を頂いていました。
桃野もコロナ禍が叫ばれた当初は議会内でも布マスクやマウスシールドなどを利用することがありましたが、その後、様々な情報が出てきて、マスクの使い方を改めました。
例えば、自転車移動の最中や、夜間に人が少ないところをウォーキングなどする際は布マスクを利用することもありますが、人と話すことが想定される場面では専ら不織布マスクを利用しています。
先の区議会では、教職員においては学校内で、区役所職員においては庁舎内で(特に区民窓口の職員)は、不織布マスクを利用すべきという趣旨で、議会質問として取り上げました。
厚生労働省はマスクについて不織布、布、ウレタンの素材別で、その効果の違いや正しい付け方を示し、国民に感染予防を呼びかけています。区もこうした情報を使って区民により良いマスクの使い方を発信すべきですし、その前提として当然、区職員はそれを率先垂範すべき。
【マスクはどのような効果があるのでしょうか】(厚労省のサイト)
そして、教職員のマスク着用についてですが、現在世田谷区教育委員会から保護者宛に「可能な限り不織布マスクの着用をお願いします」との働きかけがなされています。そうであれば先ずは教職員が率先垂範すべき。(桃野は教職員のマスクについて区民からご意見を頂くことがあるが)教職員の不織布マスクかつ正しい着用はできているのか。
こうした趣旨の質問です。区側の答弁の要旨は以下。
先ず、区職員のマスク着用について。
マスクの素材の違いによる効果の差は、様々な研究結果が発表されているが、保健所は、今年8月12日の東京都モニタリング会議でも示された理化学研究所の資料がひとつの目安になると考えている。
ここでは、マスクなしの状態と比較して、ウレタン、布マスク、不織布が呼吸の際にどれくらいの遮蔽効果があるかを示しており、庁内においても、区職員へマスクの適切な使い分けについて周知をしている。
マスクを使う人が素材による機能の違いをしっかりと理解し、その場にふさわしい素材のマスクを正しく使うことは、感染予防の基本になる。区民に対してもツイッター等も活用して普及啓発に努める。
そして教職員のマスク着用について。
学校でのマスクの着用については、一般的なマスクの中では最も効果 があるとされている不織布マスクの着用を推奨し、保護者あてに周知しているほか、教職員に対しても不織布マスクを推奨し、あわせて正しい着用方法を指導するよう、9月7日付けで学校長あてに通知した。
その後、いくつかの学校に教職員の不織布マスクの着用状況を確認したところ、今回の通知を受けて「不織布マスクの着用を基本とすることを学校内で確認した」「これまでも原則として不織布マスクを着用することとしている」など、不織布マスクの適切な理解と教職員への対応を確認することができた。
今後も、機会をとらえて、教職員の不織布マスクの着用や健康管理の徹底などについて周知し、学校での感染対策を徹底する。
上記の答弁に出てくる9月7日の学校長あての通知ですが、これまで桃野から区教委に対して、学校内でのマスクの効果的な着用について要望を出していた中で、区立小中学校の学校長あてに通知されたものです。しっかりと現場にその内容が浸透すると良いのですが。
区民窓口の区職員のマスク着用方法(例えば鼻だしでの着用など)や、教職員のマスク着用方法を実際に見て不安を感じることがあれば、桃野までご相談ください。尚、何らかの理由で日常的なマスク着用ができない方もいらっしゃいますので、そうした点にも十分配慮を頂きたく併せてお願い致します。
[マスクが着用できない方の例]
・皮膚の病気による感覚過敏
・認知力の低下
・聴覚障がいがある方は、表情や口元の動きを見てコミュニケーションを図る場合があります
・日本小児科医会では乳幼児のマスク着用は危険があるとし「2 歳未満の子どものマスク着用は気を付けましょう」と呼びかけています。
■本ブログ内容に関する議会質問が以下の動画でご覧いただけます。
コメントを残す