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世田谷区の桃太郎 桃野芳文Webサイトです
2021-09-04

菅内閣退陣へ。菅内閣の支持率低下を招いたのは安倍政権の官房長官時代から続く「国民に説明しない姿勢」だと思う。

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世田谷区議会議員、桃野芳文です。

「菅首相退陣へ」

昨日の夕方から今日にかけて大きなニュースが報じられました。報道を見ていると、野党の各党首からは「投げ出しだ」とか「無責任だ」とかの声が上がっているようです。しかし、この間の政権運営の評価はさておき、菅総理とて民主的なプロセスを経て、つまり国民の意志が強く反映された結果として総理大臣を務められていたわけです。そしてその任期を全うして退任されるわけですから、投げ出し、無責任という批判は的を射た指摘とは思えません。

 桃野は菅政権を支持はしていませんでした。むしろ批判的に見ていましたが、今は総理に対して「お疲れ様でした」とその労をねぎらい、次の政権の政治に期待したいと思います。

そうした気持ちはあれども、やはりその引き際は、痛ましかったなという印象。現職の総理(=自民党総裁)が次期総裁選出馬を見送り退陣した例として記憶に残っているのは海部俊樹総理(1989-1991 海部内閣)。海部総理は小派閥から総理に就任した経緯があり、菅総理と同じく自民党内での権力基盤が脆弱でした。その状況下で政治改革法案への賛同を自民党内で得られず、その局面打開のために「重大な決意」と衆議院解散を仄かしたところ、党内での「海部おろし」により退陣に追い込まれました。

今回はその時以来の「痛ましい退陣」ではなかろうか。

ではこの度、その痛ましい退陣を招いた原因はなんだろうかと考えると、桃野が一番に思い浮かぶのはコロナ対策に対する国民の評価ではなく、その根っこにもなっている菅総理の”説明しない姿勢”。

安倍政権(菅総理は当時の官房長官)の、いわゆるモリカケ問題(森友・加計問題)でもそうでしたが、政権に都合の悪いことになると、とたんに説明をしなくなる。それも「はぐらかし」ではなく「ダンマリ」というレベル。

例えば、菅政権発足直後の学術会議任命拒否問題を国会で問われた菅総理は「人事のプロセスについては答弁を差し控える」と答え続け、実質的に審議を拒否しました。

国会という言論の府で議員から問われて「答弁を差し控える」というのは許されません。個人のプライバシーや国家運営上の機密事項であればそうしたこともありますが、学術会議の人事プロセスを追及されて、その人事のプロセスについて「答弁を差し控える」という答弁が許されるはずはありません。

総理にとって、国会での質疑や記者会見、メディアを通じた情報発信はいわば国民との対話。自ら言葉を発し、その言葉を国民がどう受け止めているかに耳をすまし目を凝らす。常にそれを繰り返すことで今国民が求めていることは何なのかと考え、実行する。これが政治リーダーに必要なことではないのでしょうか。

次の総理は是非とも国民との対話を厭わない方に務めていただきたいと願います。

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