今年3月の予算特別委員会で施策提言していました。「世田谷区の収納事務における電子マネー導入」先ずは9月からLINE PayとPayPayでスタートです。
世田谷区議会議員、桃野芳文です。
これまで区の公金の扱いに関する業務を改善すべく、具体的に施策を提言してきました。以下、桃野の過去ブログ(2021.03.21)です。
銀行にとって、今や不採算部門となっているのが自治体の公金の扱いに関する業務(指定金業務)。区は銀行とのパートナーシップづくりに尽力を。
民間の世界では近年急激に、ネットバンキング、電子マネーが普及しつつありますが、自治体でもこうした仕組みを導入すべきと桃野は議会で取り上げて来ました。
桃野は近年、銀行はもちろん街中のATMに足を運び機会が激減しました。民間事業者への振り込みは殆どネットバンキングを利用しています。自治体も金融における新たな仕組みを活用すれば、区民の利便性向上はもちろん、自らの事務コストを低減させる効果が見込めます。
例えば区民からすれば、税金や保険料を手元のパソコンやスマートフォンから365日、24時間支払うことができれば、とても便利ですし、区にとっても収納事務の簡素化になります。区民にとっての利便性が増せば収納率アップという効果も期待できるかも。
そして本日(2021.08.10)、区から「電子マネー決済の開始について」の知らせがありました。今年9月より、国民健康保険料、介護保険料の支払いについて、スマートフォンによる電子マネー決済が導入されます。コロナ禍ということもあり、外出せずに支払いが完了すること、人と接触せずに支払いが完了することもメリットになりますね。
・開始日時:令和3年9月1日(水)
・対象サービス:LINE Pay 請求書支払い、PayPay請求書支払い
・対象科目:国民健康保険料、介護保険料
・区民の皆様への周知(予定):令和3年8月20日(金)区ホームページに掲載、令和3年9月15日(水)区のおしらせ「せたがや」に掲載
世田谷区から区民の皆様(対象者)にバーコード付きの納付書が送付されます。電子マネー決済を選択される方はアプリを利用して各保険料をお支払ください。
本事業は、先ずは本年9月、LINE Pay、PayPayの2つでスタートしますが、区の所管に聞いたところ今後はLINE Pay、PayPay以外の電子マネーへと対象サービスが拡大される可能性も大いにありそうです。
ちなみに、本事業の安全性については【政府機関・地方公共団体等における業務での LINE 利用状況調査を踏まえた 今後の LINE サービス等の利用の際の考え方(ガイドライン)】に沿って、世田谷区が点検、確認済みです。
以下は金融庁のサイトです。ご参照ください。
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「政府機関・地方公共団体等における業務でのLINE利用状況調査を踏まえた今後のLINEサービス等の利用の際の考え方(ガイドライン)」の公表について
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