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2021-06-20

区立保育園での園児虐待事件。未だ加害保育士に対する懲戒処分は行なわれていません。又、この保育士を今後「保育の現場に戻すのか」と問うても明言なし。

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世田谷区議会議員、桃野芳文です。

本日のブログは、先の区議会での桃野代表質問より。

昨年10月に起きた世田谷区立保育園での虐待事件についても議会で取り上げました。

こちらは桃野過去ブログ↓

区立保育園で起きたこと。なぜ当初から区は「これは虐待である」と明言できなかったのか】 (2021.02.13 桃野ブログ)

上記リンクのブログに記載の通り、世田谷区立保育園で虐待事件が起きました。保育士の園児に対する以下行為が明らかになっています。

1.午睡の際、寝入りばなの子どもに、二つ折りにした敷布団を、上半身に落とす行為をした。

2.食事の片付けの時、行動がゆっくりの子に「まだ終わってなかったのか」と言いながら、頭の上に音がするくらい両手を振り下ろして当てた。

3.次の通り、乱暴な言葉を使用した。

・食事の準備の時、座ってない子どもに「何回も言ってんだろ」と言った。

・着替えをしていたが手間どっていた子に「何でこんなことも分かんねえんだ」と言った。

4.食事の際、泣いてしまった子どもを隣室に1人にした。

5.食事の際、飲み込めなくても口から出してはいけないと強く指導した。

6.おやつを食べなかった子どもの指導で、泣いていた子どもを年齢より下のクラスに連れて行った。

7.トイレやトイレットペーパーでいたずらを2日続けた子どもに対し、オムツを使用してないのに「トイレを使えないやつはオムツで寝かせるぞ」と言った。

8.午睡の際、おでこに消しゴムを置いて動けないようにして寝かせる行為をした。

9.午睡の際、幼児クラスで視界をふさぐように子どもの顔にバスタオルをかぶせた。

こうした虐待行為が明らかになったのは、2020年の10月。その後本件について区は、外部有識者による検証を進めていました。そして、本年(2021 年)3月区は、その検証報告書を公表。

ところがこの内容にも桃野は疑問を感じました。

報告書では、保育園の最初の対応として、令和2年9月9日に職員から園長に当該保育士の不適切な行為についての相談があり、9月 24日に園長が当該保育士に対して、不適切な行為についての指導を実施したとあります。

しかし我が会派の調査によれば、この保育園では当該保育士の虐待を含む様々な問題行為について、もっと以前から何人もが園長、副園長に相談、報告を寄せていた、しかし一向に対応されなかったという声が出てきました。

事実であれば検証報告から漏れている事実。桃野は議会で先ず、区としてこうした事実を把握しているのか、そして事実であればなぜ園長、副園長はなぜ適切に対応しなかったのかと問いました。

区の答弁の概略は以下。

令和2年10月に匿名の通報を受け、直ちに保育課が園の職員に聞き取り調査を行った中で、職員から園長、副園長に相談が寄せられていたということを把握した。

その後区は、子ども・子育て支援法に基づく特別指導検査を実施し、改めて、周囲の職員へのヒアリング、会計年度任用職員を含めた全職員アンケートを行い、そこで得られた情報から事実を特定し、9つの行為について、改善を要する事項としてまとめた。

この特別指導検査の中で明らかになった9つの改善すべき行為に該当する内容について、職員から園長に相談があった日を起点として、経緯を外部有識者による検討会に示し、ご議論いただいた。

区は、9つの虐待行為に関連することのみ、外部有識者に示したと言っているわけですが、これは適切でしょうか。この虐待行為が行われた背景を読み解く上で「これまで何度も虐待を行った保育士の言動を問題視する声はあったが、園長は適切に対応しなかった」という認識は欠かせないはずです。

そして、この加害保育士の今後についても気になります。有識者検討会による報告書には、「保育士としての能力・適性を考慮した人事」についての記載がありますが、そうであれば、区は、この加害保育士を今後、子どもと接する仕事に配置することは無いと考えてよいのでしょうか。これは子どもを保育園に通わせる方々からすれば、大きな関心事。

ところが、これを問うと区は以下内容を答弁。

今後の人事配置については、検討会の検証結果や提言、更には処分の有無を踏まえ、保健福祉領域の本庁部門や保健福祉センターなどを含めた福祉職の職域のなかで、本人の能力・適性も考慮し、判断してまいります。

さて、これはどういう事でしょうか。区は「今後については今度判断する」と言っているに過ぎません。なぜ?これでは虐待行為を行った保育士であっても現場復帰する余地があるということになります。

更には、昨年10月に虐待行為が明らかになったにも関わらず、今年6月時点で虐待保育士に対する懲戒処分は出てないそうです。

区の答弁は以下。

8月を目途に職員分限懲戒審査委員会(懲戒処分の内容を固め、それを区長に答申する委員会)を開催する想定。

職員分限懲戒審査委員会においては、この間に明らかとなった事実に基づき、厳正な審議を行い、その答申を踏まえて、懲戒処分の要否や内容等につきまして、区として判断する。

何やらかっこいいことを言っているようですが、さにあらず。区は何も言っていません。先ず虐待事件などを起こせば、懲戒処分の対象になるのは明らか。ところが区は質問に対して「今後区として判断する」としか言っていません。

ということは現時点で虐待事件を起こした保育士が保育の現場に戻るかもしれないし、何かしらの懲戒処分が下されない可能性すらあるということ。

虐待という事実が明らかになっているにも関わらず、なぜこの程度しか答えないのか。不思議で仕方がありません。世田谷区は、被害にあった子ども達、そのご家族の気持ちをどう考えているのでしょうか。区民不在で身内に甘い対応ができる可能性を残しているとしたらとんでもない。

世田谷区長、なぜこんな時でもリーダーシップが発揮できないのか。区民感情からすれば虐待保育士など2度と保育の現場に戻してはいけないというのが当たり前なのではないでしょうか。

質問の様子は以下動画でご覧下さい。虐待事件については、16分50秒あたりまで早送りすると出てきます。

 

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