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世田谷区の桃太郎 桃野芳文Webサイトです
2021-05-03

今日は憲法記念日。桃野はオンラインで”「私たちと憲法」の会”に参加。改憲派、護憲派、そうした立場で色分けすることのない議論ができて楽しかった!

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世田谷区議会議員、桃野芳文です。

本日(5月3日)は憲法記念日。1947年(昭和22年)5月3日に日本国憲法が施行されたことを記念して、定められた祝日です。いわば「憲法の誕生日」ですね。

朝から新聞、テレビでも憲法記念日に因んだ記事・番組が報じられていました。例えば現行憲法の改正についての世論調査が新聞各紙の一面を飾っていて、こんな感じ。

■読売新聞

現行憲法を「改正する方が良い」は56%。「改正しない方が良い」は40%。記事では現行の憲法には緊急事態についての規定がなく、政府のコロナ対策への不満が現状の対応では限界があるとの認識につながっているようだとしています。

■朝日新聞

朝日新聞の世論調査では現行憲法を「変える必要がある」は45%。「変える必要ない」は44%と拮抗。憲法9条(戦争の放棄、戦力の不保持、交戦権の否認)については「変えないほうが良い61%、「変える方が良い」30%の結果。

■毎日新聞

憲法改正について「賛成」が48%。「反対」は31%。9条を改正して自衛隊の存在を明記することに「賛成」は51%で「反対」の30%を上回る結果でした。

質問の仕方で答えも変わるという事でしょうか。各社、自社の発行する新聞の読者向けに調査をしているわけでもないのに、 結果は結構ばらつきますね。

普段、国民の多くが「日本国憲法」を意識せずに暮らしているでしょう。でも憲法は国民の暮らしを大きく左右するもの。我々が生活する上でのあらゆる決まり事(法律や条例)は全て、憲法の条規に反することはできません。

そんな憲法について、年に一回の「憲法の誕生日」に、何かしらのことを考えてみることはとても良いことだと思います。憲法改正という視点のみならず。

さて、そんな憲法記念日に桃野は勉強会に参加していました。【山元一先生と考える「私たちと憲法」の会】にお誘い頂き参加。コロナ禍ですのでZoomを利用しての開催です。

各界(法曹界、学問の世界の方々のみならず)でご活躍の皆様、10名超の方々とワイワイとリラックスした雰囲気で語り合う勉強会でした。談論風発という雰囲気で、何か結論めいたものを出す類の勉強会ではありませんが、以下勉強会出席の方々の発言から桃野が印象に残ったものを以下に記しておきます。

・憲法に関する議論は熱を帯びるもの。刑法や民法の改正をテーマにしてもそこまで熱が入らない。変える必要があれば変えれば良いという感じ。これは憲法に対して熱い思いがあるから。ポツダム宣言(第二次世界大戦での日本への降伏要求)の受託が現行憲法制定と強く結びついている。そこから国民には様々な思いがある。高見順の「敗戦日記」、三島由紀夫の「英霊の声」、吉田満の「戦艦大和ノ最期 」を読むと伝わってくる。

・安全保障に関わることは、日本国憲法の中で整合性が取れていてもそれだけでいいのか。国際社会の中の日本としてどう考えるか。国際法との絡みもある。

・感染症対策として憲法改正が本当に必要なのか。憲法を変えたい人が一つの切り口にして言っているような気がする。

・私擬憲法のように色々なところで色々な「こんな憲法がいい」というものが議論されるのが良い。皆が考える憲法。

・憲法をつくる事が護憲になるのでは。

改憲派、護憲派、そうした立場で色分けすることのない議論ができて楽しかった!

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