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世田谷区の桃太郎 桃野芳文Webサイトです
2021-02-27

区長のためのコロナ対策ではなく、区民のためのコロナ対策を。桃野が引き続き予算委員会で総括質疑を行います。

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世田谷区議会議員、桃野芳文です。

本日のブログも先の区議会代表質問より。世田谷区長肝煎りの「社会的検査なるもの」についても改めて取り上げ、感染拡大の抑止には効果がなく、税金の無駄遣い、区長の”やってるアピール”に過ぎない政策で科学的な根拠がないと厳しく指摘をし、代替の施策を改めて提言しています。

こちら参照ブログ↓

昨日のNHKクローズアップ現代+。感染症の専門家が世田谷区長の肝煎り政策に「効果なし」】(2021.02.18 桃野ブログ)

先の本会議でも上記「NHKクローズアップ現代+」で報道された事実を取り上げています。昨年からコロナ対策として「誰でも、いつでも、何度でもPCR」と区長がぶちあげ、それを多くのマスコミが絶賛の調子で報道したものの、そんなことは実現するはずもなく(税金を使ってそんなことをする必要もない。検査対象は医学的根拠に基づき的確に)、それが社会的検査なるものに大きく姿を変えて実施されていますが、これとて感染拡大の抑止には効果がない施策だということは再三指摘をしてきました。上記、クローズアップ現代でも感染症の専門家がしっかりと指摘しています。

今回の我々の会派の代表質問の中でも簡潔に以下内容を質問しています。

(質問)

今後とも、この「やってる感」だけの世田谷区独自の「社会的検査」を続けるのか。先日の保健福祉委員会では、保健福祉政策部次長が、改善の余地は、検討に値する旨の答弁をしているが、答弁を。

(質問)

世田谷区の「社会的検査」は「感染の封じ込め」ということを目的としたPCR検査なのか。

これら質問に対して中村副区長の答弁は以下内容。

(答弁)

社会的検査は、高齢者施設等における重症化の防止やクラスターの発生を抑止すること等を目的に、昨年10月から開始した。すでに1万2千人を超える方に検査を実施し、無症状の感染者を多数発見することが できた。この間の実績では、無症状でも感染を拡大させるケースがあることが 分かっており、無症状感染者の早期発見は、高齢者施設等のクラスター発生の抑止や 重症化予防に効果があるものと認識している。

一方で引き続き取組むべき課題もある。ひとつは定期的な検査の実施頻度。 開始当初は4か月に1回としていたが、12月からは2か月に1回に短縮したほか、1月からは、東京都の事業を活用し「スクリーニング検査」を2週間に1回のサ イクルで導入するなど、実施サイクルの短縮や検査手法の多様化を図ってきた。今後、経費の削減を図ったうえで、これまでの取組経験を活かし、さらなる短縮を図るよう検討する。

社会的検査を受検しない施設がある。今後、未受検の施設の方のご意見を聞きながら感染予防の取組み状況も確認し、検査を受けやすい環境づくり に取り組む。

こうした課題に取り組みながら来年度も引き続き従来型行政検査と社会的検査を組合わせて実施する。

こうした答弁を聞いても、桃野の「社会的検査なるもの」は意味がなく、税金の無駄という考えは全く変わりません。副区長が言うように数ヶ月に一度の検査では、その時点の陰性を確認するだけの効果しかなく、クラスター発生の抑止という効果はありません。

しかも、この副区長の答弁すら検査の実態を表しているとは言い難いものです。全体数を見ての進捗も昨年10月から半年近くをかけて、定期検査なるものを受検したのは対象者の3割にしか過ぎません。区長がおかしなことをぶち上げ、それに対して役所がなんとか区長の格好がつくように、やってる風に見えるようにとお金や労力をつぎ込む。コロナという危機にあって、世田谷区政は今とても歪んだ形になってしまっています。

区長のためのコロナ対策ではなく、区民のためのコロナ対策を。この問題は引き続き予算特別委員会で。桃野が会派を代表して総括質疑(3/10)を行います。

 

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