新型コロナウイルスのワクチンが厚労省へ承認申請。来春の接種開始を想定し準備が進んでます。
世田谷区議会議員、桃野芳文です。
アメリカの製薬大手ファイザー社が、新型コロナウイルスのワクチンを国内で初めて厚生労働省に承認申請しました。厚生労働大臣は、安全性や有効性を早急に確認して、最優先で審査を進めていくとしています。早ければ2月中にも承認するかどうか結論が出る見通し。ファイザーはドイツの企業と共同で新型コロナウイルスのワクチンを開発、アメリカやイギリスなどでは今月から接種が始まっています。
コロナワクチン ファイザー承認申請 “最優先で審査” 厚労相 #nhk_news https://t.co/vflp9OJUIf
— NHKニュース (@nhk_news) December 18, 2020
さる12月2日には、国会で改正予防接種法が成立しており、新型コロナウイルス感染症のワクチンの接種費用は国が負担すること、接種は市町村が実施することなどが決まっています。現在、世田谷区では、新型コロナウイルスワクチンの住民接種に向けた庁内体制の整備を行っているところ。以下調整中です。
・対象者
全区民(令和2年10月1日現在で、92万8,323人)※住民基本台帳に記録されていない止むを得ない事情がある方は接種可能。
・接種回数
2回/1人、接種間隔は3週間
・実施場所
区内医療機関(個別接種)及び区内施設等(集団接種)
・費用
自己負担なし。区より接種券を送付(全国共通接種券とすることを国が検討中)
・スケジュール
令和3年1月以降、国の動向を踏まえて準備状況について順次報告。
国は接種費用を負担、東京都は地域の卸売販売者業者との調整や区市町村に係る調整を行います。区は医療機関等との委託契約、接種費用の支払い、区民への接種勧奨、個別通知(予診表、接種券)を担う予定。実際に接種が始まる段になれば区民からの相談、問い合わせに対応する仕事も増えていくでしょう。これから遺漏なく準備を進めなければなりません。
92万人を対象に、短期間で速やかにワクチン接種を行うという、世田谷区にとってもこれまでにない事業となります。実務を担う世田谷区、来春に向けて”準備不足”は決して許されません。
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