新型コロナ対策ガイドライン。警察官は酔っ払い保護や喧嘩の仲裁など「濃厚接触」の機会多い。
世田谷区議会議員、桃野芳文です。
少し前に街で見かけた光景。軽ワゴンに乗った男性が自転車に乗った警察官に呼び止められたよう。車を道路の端に停めて、警察官と至近距離で話していました。シートベルト?一旦停止?よくわかりませんが、運転手の男性は納得がいかないのか、怒気を含んだ大声を警察官に浴びせています。警察官はマスク着用。男性はわざとなのかな。マスクを顎のところまでずらして大声を出していました。この時期、これでは警察官も相当、心理的に疲弊するだろうなと感じたことを思い出します。
そして本日(8/22)の朝日新聞に以下の記事。
記事では、警察官は酔っ払いの保護やけんかの仲裁、容疑者の逮捕など「濃厚接触」の機会が多いこと、警察官が新型コロナウイルスに感染しない、させないよう、警視庁が全国の警察で初めて対策ガイドラインをまとめたことを報じていました。
確認すると、既にガイドラインは、警視庁のサイトで公開されていて、誰でも見ることができます。以下、一部抜粋。
ちなみに、警視庁では職員(警察官含む)の感染が判明した場合は、速やかにTwitterならびに警視庁のサイトでその事実を公表しています。
【新型コロナウイルスに関する掲載情報】(警視庁のサイト)
【警視庁新型コロナウイルス感染症緊急対策本部】五日市警察署に勤務する職員から新型コロナウイルスの感染者が確認されました。施設内の消毒は終了し、五日市警察署は通常どおりの業務を実施するとともに、引き続き管内の警戒を強化し、各種犯罪の抑止に努めてまいります。https://t.co/oyRo59Dlxp
— 警視庁広報課 (@MPD_koho) August 19, 2020
8月5日午前11時のニュースですが、新型コロナウイルス感染が確認された警視庁職員は47人(*1)とのこと。4万人以上の警視庁職員(*2)のうちの感染者数十人ですから特に感染リスクが高い職業とも言えないとは思いますが、職務質問、飲酒検問、喧嘩の仲裁等、どうしても身体的距離を保ちづらい場面も多いでしょう。警察の皆さんも社会機能の維持のため、感染しないよう気をつけながら職務に励んでいただきたいと思います。
■8月21日時点、東京都発表の検査陽性者は累計で18,865人。東京都の人口を13,999,568人(1,399万人)として計算すると検査陽性者は全体の0.135%。
■上記の記事で感染が確認された警視庁職員は47人、その後警視庁は、8/5〜8/19まで5人の感染者を公表しています。よって感染者52人、警視庁職員を46,581人として計算すると、感染者は職員全体の0.112%となります。
*1【警察官のコロナ感染、初の公務災害認定 警視庁の2人】(朝日新聞デジタル)
*2【警視庁のいろいろなNO.1】(警視庁のサイト)
コメントを残す