「町会・自治会への加入促進」のための条例!?
本日は区民生活常任委員会。
その中で、行政側から報告があったのが「(仮称)世田谷区町会・自治会への加入促進及び地域社会の活性化を進める条例の素案について」現在、区は「町会・自治会への加入促進」のための条例提案の準備を進めています。
私の第一印象は、正直「この条例作る必要あるのかな・・・」。
私も、地元の町会活動には積極的に関わっていますし、町内清掃やお祭り等でも地域の方とともに活動をしています。
しかし、区が旗を振って、区民に対して「加入促進」の条例を施行するというのには違和感を感じます。
それに、この条例をつくれば、区民が町会に加入するのか。
(加入を強制するようなことはできない)
仮に加入者が増えたとして、「幽霊会員」の用な状況にならないだろうか。
区は今でも様々な形で、町会・自治会への支援を行なっていますし、町会・自治会自身も、町内で加入を促す活動を行なっています。
なぜ今、区は「町会・自治会への加入促進」のための条例をつくろうとするのでしょうか。
私の地元では、あまり聞かない声ですが、他の議員からは「閉鎖的」「自由にものが言えない」雰囲気の町会もあるとの発言がありました。そういった町会もあるということならば、区が条例で加入促進をはかる前に、町会・自治会の活動状況をしっかり把握し、指導すべきは指導するのが先でしょう。
(町会・自治会の活動には様々な形で区がバックアップをしているのですから)
「町会・自治会への加入促進」条例の素案を見ましたが、町会・自治会の役割や区民の役割、区の責務といった項目をみても目新しい概念や提案を見いだす事はできませんでした。
仮称にあるように”地域社会の活性化”を目指して条例を作るなら、”加入促進”ではなく、防災や治安などの視点を盛り込んだものにするべきではないか。
今日はそんなことも発言をいたしました。
「(仮称)世田谷区町会・自治会への加入促進及び地域社会の活性化を進める条例」
来年の2〜3月に区議会に条例案の提案がされる予定です。
今後も、素案に基づいて議論をし、賛否も含めてしっかりと、区民目線で考えてまいります。
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