一人10万円の特別定額給付金。世田谷区の支払い処理率は、何とまだ2割のみ!
世田谷区議会議員、桃野芳文です。
これまで議会、ブログで何度も取り上げて来ました。一人10万円の特別定額給付金。
桃野のサイトの右下の検索窓↓
に「給付金」と入力して検索いただければ、給付金に関する過去ブログがヒットします。
例えば、こちら→【税の徴収猶予の特例制度と連携すれば可能では?新型コロナ禍の給付金は「困っている人に早く」の姿勢で取り組むべき】
一人10万円の給付について区は、単に「流れ作業」で事務に臨むのではなく、急ぎ給付が必要な方とそうでない方の入り口を分けることで、経済的に差し迫った方々に優先的に支給すべきと提案して来ました。実際にそのような方式をとっている自治体もあるわけですし、決して不可能な仕組みではありません。新型コロナ禍の各給付金については、「困っている人にはなるべく早くの姿勢で取り組め」と区長が号令をかければいいだけ、それで桃野の提案も実現可能だったわけです。ところが世田谷区長はこの方式を取らなかった。そして以下のブログにも書きましたが、区長はオンライン申請の弱点について国の施策を批判するばかり。他の自治体のように「オンライン申請は逆に時間がかかる。これはやめて郵送申請に絞る」と迅速に判断することもできませんでした。
【10万円特別給付。23区トップの練馬区は給付率53.2%、世田谷区は6.5%で20位】
桃野のもとにも、依然多くの相談、ご意見(多くの場合、世田谷区は何故こんなに給付が遅いのか?の趣旨)が寄せられていますが、これについても世田谷区長のリーダーシップの欠如が招いたことと言って良いのでは無いでしょうか。
さて、そんな状況ですが「せめてもの策」ということでしょう。本日、世田谷区のサイトにて【特別定額給付金について【6月29日更新】】という報告がされています。ここで「今、どれくらいの事務処理が進んでいるか」を見ることができるようになりました。それによると6月26日現在の支払い処理率は約2割。まだ申請済みの方の大部分の方々に給付がされていません。世田谷区長も謝罪とともにこのサイトについてツイッターで発信しています。
特別定額給付金(10万円)の給付状況については、遅れが生じてしまい、申し訳ありません。26日までに、43万件の申請中、支払処理数93730件(21・8%)となり、順次処理を続けています。目安となるグラフとカレンダーを作成しました。さらに圧縮するように指示しています。https://t.co/UYHdBZjc68
— 保坂展人 (@hosakanobuto) June 29, 2020
特別定額給付金(10万円)の給付状況については、遅れが生じてしまい、申し訳ありません。26日までに、43万件の申請中、支払処理数93730件(21・8%)となり、順次処理を続けています。目安となるグラフとカレンダーを作成しました。さらに圧縮するように指示しています。
「圧縮するように」っていう言葉遣いがよく分かりませんが、要は給付を急ぐということなんでしょう。「急げ」と口で言うだけなら誰でもできます。給付を急ぐために人を割くのか、予算をつけるのか。はたまた何かアイデアがあるのか。口だけ出して”やったつもり”になっていないことを祈りつつ、こちらは上記ブログで示しているように、議会で具体的な施策を引き続き提案していくしかありません。議会から具体策とともに「打っても響かない区長」に懸命に働きかけて参ります。
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