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世田谷区の桃太郎 桃野芳文Webサイトです
2016-10-11

世田谷区の堀教育長はじめ教育部門の幹部職員。区民の大切な税金を扱っているという意識が希薄だと言わざるえません。

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世田谷区議会議員、桃野よしふみです。
9月29日(木)から質疑の始まった決算特別委員会。
本日は「文教委員会」所管質疑。区立幼稚園や区立小中学校に関することなど、文教所管の質疑が行われました。
さて桃野が取り上げたのは、これまでも取り上げてきた世田谷区の「政教分離」の問題。
世田谷区立の小中学校の校長先生が、公費を使って地域の祭礼で玉串奉てん(宗教儀式)を行っていたということが、既に明らかになっています。
そして、区はこれらの行為について「日本国憲法が定める政教分離の原則に抵触する恐れのある公費の支出があった」として、区の幹部職員(教育部門含む)が、支出した公費を弁償するという大事件になっています。
公務員が一旦支出した公費が不適切だったとして、それをポケットマネーで弁済するなんていうのは大変な事。
これまで新聞でも大きく取り上げられてきました。
ところが、ことの重大性を理解できていないようなのが、世田谷区の堀教育長ほか教育部門の幹部職員。
区が自ら「不適切な支出」と認めている事例であっても、なぜか教育部門は「これはOKでしょー」と公費の弁済などの対応をしようとしないのです。
今回の事件の中で区は、「公費を支出しての玉串奉奠はダメ」と明確にしています。
さらに「祭祀に全く参加をせず祝金だけを持参する行為」これもダメだと明確にしています。
これは支出の目的が「特定の宗教を援助助長する行為とみなされるから、憲法の政教分離に触れる恐れがある」というのが区が明らかにしている理由。
今回の大事件を踏まえて、区は反省を込めてこれまでの甘い考えを改めたということでしょう。
しかし、堀教育長はじめ世田谷区の教育部門は、反省が無いのか未だ政教分離について理解できないのか。
前述の、本来区が「ダメ」としている例も「OK」と言いつのり、支出した公金(区民の大切な税金)を弁済しようとしません。
具体的にはこういうこと。下記は実際の例です。
区内の祭祀(宗教行事)に、ある区立中学校の校長が「祝金」を持参。
会場テントに祝儀袋を渡して、滞在10分ほどで会場を去ったそうです。
これは「祭祀に全く参加をせず祝金だけを持参する行為」で憲法違反の疑いあるからやってはいけないと区が示している事例となるでしょう。
ところが、本日の質疑で出てきた彼ら(彼女ら)の言い分は衝撃的でした。
「そんな言い訳よく思いつくね」という感じ。
区内の祭祀(宗教行事)に、校長が「祝金」を持参、滞在10分ほどで会場を去ったことは認めつつ・・・
なんと祝金を持参した際に地域の方々と挨拶などを交わした。
これを「懇親会目的の支出」と同等だから、問題ないという理屈を唱えだしたのです。
開いた口がふさがらない。
世田谷区の堀教育長始め教育部門の幹部職員の皆さん、区民の大切な税金を扱っているという意識が全く希薄だと言わざるえません。
区民の代表たる議員が指摘してもこの態度。
保身のためには手段を選ばない態度です。
「一利を興すは、一害を除くに如かず」
こちらは、石に穴を穿つように、粘り強く取り組んでいくしかありません。
区民の皆さんの後押しをよろしくお願いします。
質疑の様子は世田谷区議会のHPより動画でご覧いただけます。
40分18秒ごろまで早送りしていただくと桃野質疑部分です。
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