92歳のおばあちゃんと食事
今日は福祉サービスの一つ、「会食サービス」の現場を拝見させていただきました。
「会食」ですから、利用者の皆さんが、集まって食事をしていただく仕組み。
各ご家庭に食事を配達する「配食サービス」と異なり、大勢でワイワイと食事をする形になります。
地域のお年寄りが交流を深め、互いに顔見知りの関係ができますので、孤独、閉じこもりの防止等の効果が期待できます。
本日、私がお邪魔した「大蔵ふれあいミニデイの会」は、月に2回、30名前後の方が集まって食事をされています。
昼食の後は歌ったり、楽器を演奏したり。
夕方までの時間を過ごします。
私が隣り合って食事をした方は、92歳の元気なおばあちゃんでした。
しっかりお化粧をし、オシャレをしての参加。
「うちに1人でいてもつまらない。この会がとても楽しみ」とおっしゃっていました。
一方、「団地の同じ棟に40名ほどのお年寄りがいるけど、参加しているのは私だけ」とも。
一人暮らしのお年寄りはとかく、家にこもりがちになってしまいます。
「おしゃれをする」
「自分の足で歩いて出かける」
「仲間とワイワイ話す」
こういうことが、予防介護になりますし、互いの安否確認にもつながります。
今日、お会いしたお年寄り、協力員の皆さん、本当に素晴らしい笑顔でした。
私も、一緒にお話をし、食事をし、とても楽しい時間を過ごさせていただきました。
日本の社会は、これからも、ますます高齢化が進みます。
そして、待機児童問題、少子化対策などの課題も山積です。
一方、政府、自治体の税収が大きくなることは期待できません。
必要な所に、必要なお金とスタッフが行き渡る仕組みを作っていかねばならない。
現場に入ることで、意をあらたにします。
■協力員の皆さん。料理の盛り付け作業
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