多くの方が政治や政治家に失望していたとしても、その失望を希望に変える力を持っているのは有権者の一票だけです。
世田谷区議会議員、桃野よしふみです。
議員をチェックするのは有権者です。我々は、選挙を通じて、有権者の方の評価と向き合い、その評価は絶対。
と、当たり前のことから書き始めましたが、今朝の読売新聞の記事の中で目に止まって、早速移動中に購入した本がこちら。
まだ読み始めたばかりですが、つかみの部分に記されているのは「民主主義が危機にさらされるのは、かつては武力(クーデーターなど)によってであったが、現代の民主主義の危機は選挙から始まる」ということ。民主的なルールのもと、選挙で選ばれたリーダーによって、非民主的な独裁政治が行われてしまうという話。
具体的な政治指導者の顔が浮かぶ人も多いのでは。
著者の言わんとしていることは、一国の首脳であっても、地方自治体の首長であっても、同じだと思います。
桃野は、民主主義を信じ、区民の声をできる限り聞きたいと思っていますし、またそういう場でこちらからもお話ししながら、双方向のコミュニケーションをとりたいと思っています。その手段の一つとして朝、駅に立ったり、タウンミーティングを開催したり。
そうした機会を通じて、又メール、ファックス、お電話、お手紙などで様々ご意見をいただくことがありますが、今日は「民主主義の死に方」を手にしたそのあとに、不思議とその本を手に取ったこととシンクロするようなメールが届いていました。
個人情報などに配慮して要約すると以下のような内容。
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世間では、国民は政治と政治家に失望しており、期待していない、とよく言われますが、私は、それは間違いで、正しくは、「政治の本当の力をまだ見ていないだけ」なのだと思います。
まだ一度も、まっとうな政治家が正しく脚光を浴びていないから、失望以前に、良い政治を知らないだけです。当事者として良い政治に触れることができれば、政治が人を救うことの意味と価値を実感して、政治に期待する人が、この先も、じわじわ増えて広がっていくのだと思います。
みんな本当は、知性と品格を備えた政治家の出現を切望しています。
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励まされる言葉です。
多くの方が政治や政治家に失望していたとしても、その失望を希望に変える力を持っているのは有権者の一票一票しかありません。お一人お一人の有権者が(私もですが)、 政治を冷静に見つめ、その武器を行使してこそ成立するのが民主主義です。
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