お酒やギャンブルなど。依存症かもとお悩みの方、ご家族を対象に「依存症相談」があります。
世田谷区議会議員、桃野芳文です。
アルコール依存症の話を。
元アイドルの男性が酒を飲んでバイクを運転し事故を起こしてしまいました。この男性はかつて酒を飲んだ上で事件を起こし、それが原因となって芸能界を引退したという経緯があり、今回「又もや」という感じで大きく報じられています。
元アイドルの起こした事件、事故ですから世間の耳目を引くのはわかりますが、事故を起こした当人への批判一辺倒でなく、アルコール依存症の怖さ、アルコールに限らず依存症からの立ち直りは簡単では無いということについても多くの方が考える機会になればと思います。
アルコール依存症の方は、先ず飲酒欲求が非常に強く、その欲求を自分では抑えられない状態にあります。そして、お酒を飲まないと不安感、落ち着きがなくなる、不眠を始め様々な心身の不調に襲われることに。この状態から脱するためには、当事者が周囲(医師などの専門家)のサポートを得ながら断酒することが原則です。
今日も一日飲まなかった。明日もまた飲まない一日を。
なんとか一日一日を積み重ねていくしか、健康を取り戻す道はありません。仮に当事者がある日お酒を口にしてしまっても、周囲はそのサポートを止めることなく、また当事者を決して見放すことなく、新たな一日一日を積み重ねていくしか無いと聞きます。依存症という状況になれば、当事者や家族だけで回復を目指すのはとても困難でしょう。
世田谷区では、お酒や薬物、ギャンブル、過食・拒食などひろく「依存症」かもしれないとお悩みの方や、対応にお困りのご家族の方を対象に、精神科医による「依存症相談」(予約制)を行っています。
相談を希望される方は、事前にお住まいの地域の総合支所保健福祉センター健康づくり課へお電話を。保健師との相談の後、状況により精神科医による「依存症相談」のご案内へと進みます。
■世田谷総合支所健康づくり課 電話:03-5432-2893 ファックス:03-5432-3074
■北沢総合支所健康づくり課 電話:03-6804-9355 ファックス:03-6804-9044
■玉川総合支所健康づくり課 電話:03-3702-1948 ファックス:03-3705-9203
■砧総合支所健康づくり課 電話:03-3483-3161 ファックス:03-3483-3167
■烏山総合支所健康づくり課 電話:03-3308-8228 ファックス:03-3308-3036
こちらは文科省のサイトより参考になる資料。「行動嗜癖と物質依存」「のめり込むことにより問題化するプロセス」など、依存症について、わかりやすく解説しています。
はじめに
1 「依存症」とは
1 依存症
2 行動嗜癖を生み出す要因
3 やめられなくなる脳の仕組み
4 行動嗜癖が及ぼす影響
5 行動嗜癖の疾患としての位置付け
2 嗜癖行動について
1 ギャンブル等
2 ゲーム
3 行動嗜癖への対応
1 学校における教育
2 家庭との連携
3 相談機関・専門医療機関の活用
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