全国どこでも大きな地震はやって来る。耐震化支援や家具転倒防止器具の設置支援など、行政の支援も是非ご活用下さい。
世田谷区議会議員、桃野よしふみです。
未明に北海道を襲った地震。
【厚真町は震度7 北海道内で史上初の観測 気象庁】(朝日新聞)
9月6日(木)22:30時点の報道で、死者は9名、安否不明者は31名となっています。
被害に遭われた方々に心よりお見舞い申し上げます。そして、一刻も早い復旧、復興を祈ります。
震度7という大きな地震。
2016年の熊本地震、今回の北海道の地震と、観測史上、これまで大きな地震がなかった場所にも「震度7」はやって来るのだということ、日本全国どこでも大きな地震は起こる可能性があるのだということを改めて認識させられる災害となりました。
桃野は、世田谷区議会でこれまで何度も様々な災害対策に関する政策提言を行っています。自治体は災害時に起こるあらゆることを想像し、想定し、備えを進めなければなりません。
さて、本日の午前中はかねてより予定されていた「第50回砧・烏山地域高齢者福祉大会」に伺っていました。
世田谷区内、砧地域、烏山地域で活動する高齢者クラブの演芸発表の場です。
コーラス、踊り、詩吟などなど。
50回という記念の大会で、参加者の皆さん、いつにも増してお元気に取り組まれていて、それはそれで素晴らしい大会なのですが、やはり皆さんとお話ししていると、口々に北海道の地震の心配をされているご様子でした。
歳を重ねると当然、体力は自然と衰えていきますし、災害時に迅速に的確に行動できないということもあるでしょう。少しでも身の安全を確保するためにはどうすればいいのか。お年を召されている方にとっては、特に心配ということになります。
やはり、一番大切なのは普段からの備え。
まず、住居の耐震性を確保しておくこと。
1981年以前に建てられた家は「旧耐震基準」と呼ばれる基準で建てられています。この基準で建てられた家は震度6強、震度7の地震がやってきた場合、倒壊してしまう可能性があります。
旧耐震基準の家にお住まいであれば、耐震性の確認を。もしも耐震性が脆弱であれば補強工事を。世田谷区では耐震化への支援を行っています。
家具の転倒防止も重要。大きな家具の下敷きになれば大怪我、場合によっては命に関わります。高齢者であればその危険はなおさら。世田谷区では家具転倒防止器具の取り付け支援を行っています。
備蓄も大事。水や食料をまとめておき、迅速に持ち出せる状態に。いわゆる非常用持出袋ですね。
そして、普段からの周囲の方々とのコミュニケーションも大切ではないでしょうか。高齢者クラブの活動もそうですが、何らかのコミュニティに属していれば「共助」の観点からも効果があるはずです。そして、誰がどこに住んでいて、体のどこかが不自由だなんていう情報が、仲間同士で情報共有されていれば、いざという時の行動に関わってくるはずです。
今日はそんなことを地元の高齢者の皆さんとお話ししていました。
でも、こういう話は高齢者であってもなくても同じ。要は「備える」ということですね。桃野も改めての確認です。
今日は、高齢者大会への参加を早めに切り上げて、午後からはDV(ドメスティック・バイオレンス)問題の勉強会に行っていたのですが、そちらの話はまたの機会に。
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